施工事例
施工事例
久留米市西町 S様邸の建物の概要
(施工前の写真)
物件種別 |
一戸建て |
工事種別 |
外壁塗装 屋根塗装 |
築年数 |
20年 |
階建 |
2階 |
外壁材・屋根材 |
外壁材: サイディング 屋根材: ガルバリウム鋼鈑 |
延床面積 |
115.5㎡(35坪) |
過去の塗装経験 |
今回が2回目 |
見積もり取得社数 |
6社(ハウスメーカー含む) |
久留米市西町S様が外壁塗装・屋根塗装を考えたきっかけ
S様が塗装を考えたきっかけは、2Fのフェンスの木目調シートの剥がれ、外壁と屋根の色あせとのことです。特に、外観の写真を見てわかる通り、木目調シートの剥がれが目立っており、日頃からどうにかしたいなと考えていたそうです。
S様は、久留米市で外壁塗装の専門店をインターネットで探していたところ、当店のホームページやグーグル口コミなどを見て直接お問い合わせいただいた経緯がございます。
まずは建物を診てもらいたいとのご要望があり、見積もりの相場や塗料選びなどに関しても教えてほしいとのことでした。
さっそく現地に伺い、プロ職人による無料の建物劣化診断を行なったところ、以下の通り、様々な箇所に劣化が起きておりました。
2Fフェンスの木目調シートの剥がれ
久留米市のS様が一番気になっていた木目調シートの剥がれがこちらになります。
このフェンスは、実際にはアルミ素材の板の上に木目調のシートが張られており、それが剥がれている状態です。
この原因は、両隣の高い木が日光を遮っていること、また、湿気の多いエリアに立地していることにあります。
S様が言うには、他の業者は「再塗装でカバーできますよ」や「ここまでの剥がれは塗装では対応できないので、うちは専門外になります」といった回答があったそうです。
当店としては、樹脂フェンスへの交換をご提案させていただきました。詳細は後章にてお伝えします。
外壁の色あせ・チョーキングの発生
日当たりの良い面の外壁には、色あせや触れると白い粉が付くチョーキングが起きておりました。
これらは、紫外線に当たり続けることで、外壁表面の塗料が劣化した状態になります。色あせやチョーキングは外壁の防水性が大きく低下している証拠です。
放置すると雨水を吸収し始め、外壁材の腐敗や雨漏りの原因になります。
対策として、耐久性・対候性に強い塗料によって3回塗りを行うことです。
これにより、外壁表面に強い塗膜を作り、紫外線にも劣化しにくい外壁に仕上げることができます。
外壁のコケ・カビ・藻の発生
日当たりの悪い方の外壁には、部分的にコケ、カビ、藻の発生が見受けられました。これらは湿気が原因で発生したものです。
カビや藻は、外壁表面の塗膜を傷め、防水性を下げる要因となります。
ご提案としては、前述した耐久性・対候性に加え、防カビ性や防藻性にも優れた塗料を使い、こういった日当たりの悪い外壁も長持ちさせることをお約束しました。
屋根の色あせ
屋根に関しても色あせや褪色が起きておりました。また、前回の塗装で作られた塗膜が剥がれておりました。
屋根は外壁よりも紫外線や酸性雨にさらされているため、屋根表面の防水性が失われやすいです。防水性を失った屋根に雨水が浸水し、最悪の場合は雨漏りにつながります。
対策としては、水圧100kg~150kgの高圧洗浄や、サンドペーパーなどによるケレン掛けで、汚れや古い塗膜を落とし、その後に紫外線や酸性雨に強い塗料で3回塗りを行うことが大切です。
シーリングの割れ・切れ
写真を見ると、外壁目地のシーリングや、サッシ廻りのシーリングに割れ、もしくは両端に少し隙間があるのが分かるかと思います。
これは、紫外線によりシーリング材が弾力性を失い、割れや切れが起きている状態になります。
そもそもですが、建物の至る所にあるシーリングは、外壁を守るために2つの役割を持っています。
それは、外壁材同士の隙間から雨水の侵入を防ぐことと、ゴム状になっていることから地震などで外壁が受ける振動を緩和することです。
しかし、シーリングは新築時に埋められてから、紫外線や雨水、寒暖差などの影響を受け、5年~10年ほど経つと劣化が起きてきます。
そこで、外壁塗装と同時にシーリングも新しくすることで、外壁をより長く持たせることができるのです。
ちなみに、S様邸のようにシーリングに割れや切れが起きている場合は、「シーリングの打ち替え」という手法が効果的です。
打ち替えとは、既存のシーリング材を一度撤去し、新しいシーリング材を一から打ち直す手法です。
古いシーリング材を残さず、全てを新しいシーリング材に替えることができるので、その分、耐久性が高まります。
付帯部の劣化もあり
久留米市のS様邸は屋根や外壁だけでなく、軒天(のきてん)、雨樋(あまどい)など、建物の防水性を支える付帯部という箇所にも劣化が見られました。
雨樋(あまどい)の色あせ
軒天(のきてん)の色あせ
水切りの色あせ
雨樋や軒天は、外壁に酸性雨が触れないようにするために作られているのですが、それぞれ劣化した場合、雨樋には割れ、軒天には雨染み(=のちの雨漏り)が発生します。
よって、外壁塗装や屋根塗装だけでなく、付帯部塗装も一緒に行うことが、大切な家を長持ちさせるための秘訣になります。
また、一度設置した足場をそのまま使えるので、10万~15万円の足場代の有効活用にもなります。
このように、プロ職人による劣化診断を行うことで、S様邸が抱える問題点を見える化することができました。
当店は、お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を無料でお渡ししております。
6社の中から当店が選ばれた理由
久留米市のS様は、当店含めて6社の相見積もりを取得されておりました。
そこで、なぜウォールハーツを選んでいただけたのでしょうか。S様に聞いてみると、以下のようにご回答いただけました。
当店にしかできない提案が魅力的だった
久留米市S様が当店をお選びいただいたメインの理由の一つに、「塗装以外のことでも対応可能」であったことです。
当店は、塗装なら塗装専門、シーリングやベランダ防水には防水専門、部材交換や取り付け、板金の張替えなどには大工・板金専門の自社職人が在籍しております。
話を戻しまして、S様が一番見た目を気にしていた2Fの木目調フェンスの部分ですが、他の業者が提案した「再塗装をすること」は効率的でないこことを説明しました。
なぜなら、この木目調シートは、アルミ素材のフェンスの上に張られており、アルミ素材のフェンスは、塗料との密着性が悪いことから、塗装をしても数年で剥がれてしまうからです。
※S様邸のように湿気がこもりやすい立地の場合は特に。
通常、塗装のみの専門店の場合、「再塗装する」もしくは「うちでは対応できない」の回答しかできません。
再塗装はまた数年後に劣化が生じてしまい、お客様のメンテナンスコストが再度発生してしまうリスクがあります。
そこで当店は、「耐久性15年以上の樹脂フェンスへの取り替え」という、他社にはできない提案をさせて頂きました。
樹脂フェンスとは、見た目も質感も木の風合いを再現していますが、耐水性が強く腐りませんし、変色にも強いのが特徴のフェンスになります。
フェンス自体の交換や対応ができるのは、当店在籍の職人の中に大工や板金専門がいるからこそできるご提案です。
もちろん、フェンス交換という対応になるので、塗装よりも費用は上がりますが、アルミ板の上に再塗装をして、数年後に剥がれた際のコストを考えると、交換の方がかえって安く済みます。
よって、大工・板金職人によってできる当店ならではの提案と、その価値にS様にご納得いただけ、そこが6社の中から選んでいただいたきっかけとなったと聞いております。
久留米市西町S様からのご要望
S様からは以下のご要望を承っておりました。
●色あせやカビ汚染などが起きにくい塗料で高耐久な外壁や屋根にしてほしい ●費用は抑えたい |
これらのご要望に対して当店が行った提案は以下になります。
エスケー化研の「エスケープレミアム無機」をご提案
当店の職人と社内で検討した結果、紫外線による色あせやカビ汚染などに最も強い塗料である、国内大手メーカーであるエスケー化研の「エスケープレミアム無機」(外壁用)と「エスケープレミアム無機ルーフ」(屋根用)ご提案しました。
●エスケー化研 ●エスケープレミアム無機 ●無機塗料 ●外壁用1液型水性塗料 ●モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、金属系サイディングに塗装可 ●艶あり、5・3分艶 |
●エスケー化研 ●エスケープレミアム無機ルーフ ●無機塗料 ●2液型油性塗料 ●スレート屋根に塗装可 ●艶あり、3分艶 |
<この塗料を選んだ理由①>
~紫外線に強く、色あせしにくい~
無機塗料は、アクリル、シリコン、ラジカル、フッ素などの他の塗料と比べて、非常に耐久性が高い塗料です。国内で最も耐久性に優れ、20年から25年も持続します。
この塗料には、ガラスや石などの紫外線に影響を受けない無機物が含まれており、紫外線による色あせに対して、他の塗料に比べて圧倒的に強いです。
さらに、防カビ性や防藻性にも優れるため、S様邸のような湿気の多いエリアに位置する建物にも、その耐久性を発揮します。
<この塗料を選んだ理由②>
~長い目で見ると費用が安い~
このような高品質塗料だと、値段は高いのでは?とお考えの方も多いでしょう。実際、S様にはできるだけ費用を抑えたいというご要望を聞いておりました。
確かに、無機塗料は他の塗料に比べて、相場が高い傾向があります。
しかし、20年という長期間でのメンテナンスコストを考えると、1回の塗装が安いシリコン塗料と比べると、無機塗料の方がかえって約40万円ほど安くなります。
この点を話し合いながら、紫外線や湿気に強く、さらに費用を抑えたいというS様のご要望にマッチすることをしっかりご理解いただいたうえで、今回は無機塗料を使うことを一緒に決めました(^^♪
<合わせて読みたい記事> |
施工中には必ず経過写真を毎日ご報告
S様は、業者選びにとても慎重にされており、とくに手抜き工事についてとても心配しておられました。
残念なことに、利益を中心に考えた一部の塗装会社により、手抜き工事のトラブルが起きてやまないという問題点があります。
そこで、当店では、もちろん営業担当者が現場で施工の様子を確認するとともに、毎回、以下のように施工中の様子をライン等でお客様にご報告することを徹底しております。(当店の施工ブログにも毎回公開しております)
これにより、いつ、だれが、どのような施工を行ったのかを、時系列で確認することで、手抜き工事がそもそも起きない仕組みにしております。
当店は、どのようなお客様にも、全件確実にこのようなライン報告作業を徹底しております。
ダークグレーとライトブラウンを採用
<カラーシミュレーション>
S様は、外壁のカラーにこだわっており、何度も打ち合わせを行い、外壁カラーは高級ブラウンにグレーの深みが加わったカラー(15-40B)にしました。
<実際の施工後>
また、軒天にはブラック(N-10)を採用しており、全体的にシックな上品さの溢れる美しい邸宅に仕上がりました。
ちなみに、ブラウン系の外壁は、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。
\一緒に読みたい記事/ |
また当店では、下記のような塗り板サンプルをご提示した上で、お客様と一緒に時間をかけて慎重に選ぶことを心掛けています。
S様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。