那珂川市別所 T様邸の建物の概要

（施工前の写真）

 

 

物件種別	一戸建て
工事種別	外壁塗装 屋根塗装
築年数	10年
階建	2階
外壁材・屋根材	外壁材： サイディング 屋根材： ガルバリウム鋼鈑
延床面積	115.5㎡（35坪）
過去の塗装経験	今回が初めて
見積もり取得社数	3社（ハウスメーカー含む）

 

那珂川市別所T様が外壁塗装・屋根塗装を考えたきっかけ

 

10年前に建てられたT様の家は、外壁の色があせて黒ずんできており、シーリング材も割れていました。これをきっかけに塗装を考えることになったとのことです。

 

福岡で塗装会社を探していたところ、ネットで当店のホームページが上位に表示され、そこからお見積もりの依頼がありました。

 

すぐに現地に行き、プロの職人が無料で建物の劣化診断を行いました。その結果、様々な箇所に劣化が起きていることがわかりました。

 

外壁のコケ・カビ・藻の発生

 

 

T様邸は那珂川市の中でも、山が近くにあり比較的湿気の多いエリアに位置していました。

写真の通り、外壁にはコケやカビ、藻が発生しており、建物を古びた印象にさせてしまっています。

 

対策として、防カビ性・防藻性に優れた塗料で3回塗りを行うご提案をしました。

 

 

目地シーリングの割れ・切れ

 

外壁材同士の隙間に埋め込まれたシーリングは、柔軟性を失っており、割れや切れが見られました。

 

これは紫外線の影響で、元々柔らかかったシーリングが硬化してしまったためです。

 

シーリングは、外壁同士の間から雨水の浸入を防いだり、地震などの衝撃を緩和し、外壁のひび割れを防ぐ役割があります。

 

しかし、硬化したシーリングが割れると、隙間から雨水が侵入し、外壁が腐る可能性があり、放置することで外壁材の寿命が短くなる恐れがあります。

 

 

対策として、シーリングの打ち替え工事をご提案しました。

打ち替えとは、既存のシーリング材を除去し、新しいシーリング材を打ち直す工事になります。

 

 

全てを新しくするため、柔軟性を持ったシーリング材が緩衝材となり、外壁（塗膜）のひび割れや、雨水の侵入口を遮断し、外壁を長持ちする大きな手助けとなります。

 

 

外壁材の浮き

 

黄色い枠内を見ると、外壁材が浮いているのがわかると思います。この状態のままで塗装をすると、新しい塗料がすぐにはがれてしまいます。

 

当店の提案は、浮いた外壁材に釘を打ち込み、高さを他の部分に合わせた上で塗装を行うことです。

 

下地の状態をしっかり診断し、適切な施工方法を選ぶことは、家を長持ちさせるために非常に重要だと考えています。

 

 

雨樋（あまどい）や軒天（のきてん）の劣化

 

 

那珂川市のT様邸は屋根や外壁だけでなく、雨樋（あまどい）や軒天（のきてん）など、建物の防水性を支える付帯部という箇所にも劣化が見られました。

 

雨樋や軒天は、外壁に酸性雨が触れないようにするために作られているのですが、それぞれ劣化した場合、雨樋には色あせや割れ、軒天にはカビ汚染や雨染み（＝のちの雨漏り）が発生します。

 

 

 

ここで、外壁塗装や屋根塗装だけでなく、付帯部塗装も一緒に行うことが、大切な家を長持ちさせるための秘訣になります。

 

 

このように、プロ職人による劣化診断を行うことで、T様邸が抱える問題点を見える化することができました。

当店は、お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を無料でお渡ししております。

 

 

3社の中から当店が選ばれた理由

 

那珂川市のT様は、当店含めて3社の相見積もりを取得されておりました。

そこで、なぜウォールハーツを選んでいただけたのでしょうか。T様に聞いてみると、以下のようにご回答いただけました。

 

ニーズに合ったプランを提案してくれたから

 

T様のお宅は那珂川市の山の近くで、湿気がこもりやすい環境にありました。T様からのご要望は、長期間耐える耐久性の高い外壁を求められていました。

 

しかし、一般的には、湿気の多い場所では単に耐久性の高い塗料を使うだけでは、耐久性が保たれにくいのです。

 

重要なのは、耐久性だけでなく、防カビ・防藻の性能も備えた塗料を選ぶことです。

 

カビや藻は、時間をかけて表面塗膜を破壊し、外壁の防水性を大きく下げてしまいます。

 

そこで、カビや藻への抵抗性に優れた塗料を用いることで、湿気の多いエリアの建物でも、それらの発生を防ぎ、十分長持ちさせることができるようになります。

 

このように、当店は常にお客様のニーズを深堀りし、職人経験のある営業スタッフが、お客様の家一軒一軒に合った塗料をご提案するように努めています。

 

他社よりも価格がリーズナブルだったから

T様が他社の見積もりを見せてくださった結果、当店の料金が実際には他のところよりも10万円～20万円ほど安いことがわかりました。

 

さらに工程や使用する塗料は、他店と同等もしくはそれ以上のものもありました。

 

当店が高品質な施工を提供し、かつ他社よりもリーズナブルな価格でサービスを提供できる理由は、次の2つです。

 

1.下地処理をどこよりも徹底し、見える化している

 

当店では、他店よりも時間をかけて、下地処理をより丁寧に行っています。

 

下地処理とは、塗装前に行う作業で、高圧洗浄やケレン掛け（サンドペーパーを使って表面の汚れや古い塗膜を削り落とす作業）、シーリング処理（防水処理）を指します。

 

この作業の実施の有無で、塗装の寿命が5～10年も変わるほど、非常に重要です。

 

塗装の業界においても、基礎は大事です。

 

また、下地処理は、塗装後は見えなくなるため、手抜き工事が起きやすい箇所でもあります。

 

当店では、各作業の結果をお客様に毎日ラインで報告し、どのような施工が行われたかを明確に提示しています。

 

 

2.自社職人がいるため、中間マージンがかからない

塗装業者には、実際の施工を下請けに流す業者と、自社で施工を完結させる業者の2つがあります。

当店は、すべての案件を自社在籍の5名の熟練した職人によって行っています。

 

 

上野図を見ると、施工を下請けにすると中間マージンが発生し、自社で行う場合よりも余分な費用がかかります。

 

一方、当店のように自社で直接施工すると中間マージンがかからず、適正な金額で施工できます。

 

このため、同じ塗料や工程でも、施工を下請けにするか自社で行うかによって、数十万円も費用が異なることがわかります。

 

那珂川市別所T様からのご要望

 

T様からは以下のご要望を承っておりました。

 

●コケや藻の発生を抑えたい ●費用は安めだと助かる

 

これらのご要望に対して当店が行った提案は以下になります。

 

超耐久性の無機塗料をご提案をご提案

当店の職人と社内で検討した結果、紫外線による色あせや、湿気からくるカビや藻に強い塗料である、国内大手メーカーであるエスケー化研の「エスケープレミアム無機」（外壁用）と「エスケープレミアム無機ルーフ」（屋根用）ご提案しました。

 

 

●エスケー化研 ●エスケープレミアム無機 ●無機塗料 ●外壁用1液型水性塗料 ●モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、金属系サイディングに塗装可 ●艶あり、5・3分艶

 

●エスケー化研 ●エスケープレミアム無機ルーフ ●無機塗料 ●2液型油性塗料 ●スレート屋根に塗装可 ●艶あり、3分艶

 

<この塗料を選んだ理由①>

～コケ・カビ・藻に強く湿気の多いエリアにおすすめ～

 

無機塗料は、アクリル、シリコン、ラジカル、フッ素などの他の塗料と比べて、非常に耐久性が高い塗料です。国内で最も耐久性に優れ、18年から20年も持続します。

 

さらに、エスケープレミアム無機は、かびや藻等の微生物汚染に対して強い抵抗性を示します。

 

よって、これらの微生物が外壁の塗膜（外壁を守るシールドの層）を破壊するのを防ぎ、長期間、外壁の美しさを保つことができます。

 

那珂川市に住むT様のような山に囲まれた地帯にはうってつけの塗料です。

 

<この塗料を選んだ理由②>

～長い目で見ると費用が安い～

高品質な塗料は値段が高いと思われる方もいるかもしれません。実際、T様も費用を節約したいとおっしゃっていました。

 

確かに、無機塗料は他の塗料と比べて、一般的に相場が高い傾向があります。

 

しかし、20年という長期間のメンテナンスコストを考慮すると、シリコン塗料よりも高い初期費用の無機塗料の方が実は約40万円ほど安くなります。

 

 

この点を話し合いながら、湿気に強く、さらに費用を抑えたいというT様のご要望にマッチすることをしっかりご理解いただいたうえで、今回は無機塗料を使うことを一緒に決めました(^^♪

 

<合わせて読みたい記事> 無機塗料を選ぶ前に知っておきたいこと【どんな人にオススメ？価格や注意点を解説】

 

施工中には必ず経過写真を毎日ご報告

 

T様は、今回が初めての塗装ということもあり、業者選びにとても慎重にされておりました。

「悪徳業者に騙されたらどうしようか？」という不安もあったとお聞きしております。

 

残念なことに、塗装業界では、利益を中心に考えた一部の塗装会社により、手抜き工事のトラブルが起きてやまないという問題点があります。

 

そこで、当店では、もちろん営業担当者が現場で施工の様子を確認するとともに、毎回、以下のように施工中の様子をライン等でお客様にご報告することを徹底しております。（当店の施工ブログにも毎回公開しております）

 

 

これにより、いつ、だれが、どのような施工を行ったのかを、時系列で確認することで、手抜き工事がそもそも起きない仕組みにしております。

 

当店は、どのようなお客様にも、全件確実にこのようなライン報告作業を徹底しております。

 

ダークグレーとダークブラウンを採用

 

 

＜カラーシミュレーション＞

 

T様は、外壁の黒ずみが気になったのがとそうのきっかけであったため、現状のホワイトベースの外壁カラーから一変し、ダークグレーとダークブラウンの2トーンデザインを採用しました。

 

これにより、外壁の汚れが目立ちにくくなります。

 

また、近年、新築戸建てのデザインでも人気なこのダークグレーは、艶を入れることで、高級感、そして品格のある外観に仕上げることができます。

 

＜実際の施工後＞

 

 

 

また当店では、下記のような塗り板サンプルをご提示した上で、お客様と一緒に時間をかけて慎重に選ぶことを心掛けています。

 

 

T様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。

今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。