施工事例
施工事例
久留米市安武町N様邸の建物の概要
(施工前の写真)
物件種別 |
一戸建て |
工事種別 |
外壁塗装 屋根塗装 |
築年数 |
10年 |
階建 |
2階 |
外壁材・屋根材 |
外壁材: サイディング 屋根材: ガルバリウム鋼鈑 |
延床面積 |
115.5㎡(35坪) |
過去の塗装経験 |
今回が初めて |
見積もり取得社数 |
1社 |
久留米市安武町のN様が外壁塗装・屋根塗装を考えたきっかけ
久留米市のN様邸は築10年経過しており、今回塗装を考えたきっかけは、外壁のコケ・カビ、シーリングの割れ・切れでした。
実は、去年の11月にN様のご自宅の目の前で当店のお客様を施工しているときに、ちょうどN様から声をかけて頂いたのがやりとりのきっかけでした。
当店の施工の様子を見ていただき、また、お客様の施工後の感想や口コミを聞いたうえで、正式に当店にご依頼いただいた経緯があり、このような形でご依頼いただけることは、当店としてもとてもうれしいことです(^^♪
さっそく現地に伺い、プロ職人による建物の劣化診断を行ったところ、久留米市のN様邸には様々な問題が起きておりました。
外壁のコケ・カビ・藻の発生
日当たりの悪い北側・東側の外壁には、コケ・カビ・藻が発生しておりました。
一般的に、外壁の表面には「塗膜」というものがあり、これは紫外線や雨水から外壁を守ってくれます。
しかし、コケやカビが発生している箇所は、放置すると塗膜にダメージを与えてしまい、やがて防水性を失うことになります。
対策として、防カビ性・防藻性に優れた塗料で3回塗りを行うご提案をしました。
目地シーリングの割れ・切れ
久留米市のN様邸の外壁目地シーリングには、写真の通り、割れや切れが生じておりました。
そもそも、外壁の目地シーリングは、柔らかい素材でできており、外壁材と外壁材の間に埋め込むことで、雨水の侵入を防いだり、地震などの衝撃を緩和し、外壁表面のひび割れを防いだりする役割があります。
しかし、新築時にはぶよぶよで柔らかかったシーリングも、紫外線を浴び続けると、硬化し、N様邸のように割れや切れが起きます。
シーリングは、早くて5年で切れてしまうケースもあります。
シーリングの割れや切れを放置すると、その隙間からどんどん雨水が侵入し、外壁材の内側まで到達すると、時間をかけて腐敗が進み、建物が一気に短命化することになります。
対策として、シーリングの打ち替え工事をご提案しました。
打ち替えとは、既存のシーリング材を除去し、新しいシーリング材を打ち直す工事になります。
全てを新しくするため、柔軟性を持ったシーリング材が緩衝材となり、外壁(塗膜)のひび割れや、雨水の侵入口を遮断し、外壁を長持ちする大きな手助けとなります。
屋根の色あせ
久留米市N様邸の屋根に上ると、屋根表面には色あせが起きておりました。
一般的に、屋根は外壁よりも多くの紫外線に晒される過酷な環境にあります。
紫外線を浴び続けた場合、表面の塗膜が傷み、白い粉のようなものが出てきます。これは、屋根表面の防水性が低下している証拠です。
放置することで、雨水を吸収し、最悪の場合は雨漏りを引き起こすことになります。
屋根は、紫外線に強い高耐久塗料による3回塗りを行い、屋根の防水性を一気に向上させるというご提案をしました。
雨樋(あまどい)や軒天(のきてん)の劣化
那珂川市のT様邸は屋根や外壁だけでなく、雨樋(あまどい)や軒天(のきてん)など、建物の防水性を支える付帯部という箇所にも劣化が見られました。
雨樋や軒天は、外壁に酸性雨が触れないようにするために作られているのですが、それぞれ劣化した場合、雨樋には色あせや割れ、軒天にはカビ汚染や雨染み(=のちの雨漏り)が発生します。
ここで、外壁塗装や屋根塗装だけでなく、付帯部塗装も一緒に行うことが、大切な家を長持ちさせるための秘訣になります。
このように、プロ職人による劣化診断を行うことで、N様邸が抱える問題点を見える化することができました。
当店は、お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を無料でお渡ししております。
当店が選ばれた理由
久留米市のN様は、当店が行った目の前の建物の施工を見てからご依頼いただいたのですが、正式に当店にご依頼いただいた理由を聞いたところ、以下のようにご回答いただけました。
職人目線での提案が刺さったから
当店の営業スタッフは全員が元職人ということもあり、N様邸が抱える建物の劣化症状に対して、より具体的な改善策を提案することができました。
例えば、N様邸には外壁にコケやカビ汚染が起きておりましたが、ここは単に耐久性の高い塗料を提案するだけでは本当の意味での長持ちする外壁にはなりません。
実は、田んぼなどが周辺に多くある環境に位置する建物には、湿気が多いことからこのような症状が起きやすいのです。
そこで、耐久性のみでなく、防カビ性や防藻性に優れる塗料を選定することで、湿気にも強く、コケやカビが生えにくい外壁に仕上げることができます。
このあたりの知見は、職人経験があり、様々な外壁の症状を肌感覚で理解し、解決してきた当店の強みでもあります。
久留米市安竹町N様からのご要望
N様からは以下のご要望を承っておりました。
●色コケや藻の発生を抑えたい ●費用は安めにしてほしい |
これらのご要望に対して当店が行った提案は以下になります。
外壁には無機塗料をご提案
当店の職人と社内で検討した結果、湿気からくるカビや藻に強く、かつ最高級の耐久性を誇る、国内大手メーカーであるエスケー化研の「エスケープレミアム無機」を提案しました。
●エスケー化研 ●エスケープレミアム無機 ●無機塗料 ●外壁用1液型水性塗料 ●モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、金属系サイディングに塗装可 ●艶あり、5・3分艶 |
<この塗料を選んだ理由①>
~コケ・カビ・藻に強く湿気の多いエリアにおすすめ~
無機塗料は、他の塗料種類(アクリル、シリコン、ラジカル、フッ素など)と比べて、非常に長持ちする塗料です。国内では最も耐久性があり、18年から20年も持続することができます。
さらに、エスケープレミアム無機は、かびや藻などの微生物汚染に対して非常に強い抵抗力を示します。
そのため、これらの微生物が外壁の塗膜(外壁を守るシールドの層)を傷つけるのを防ぎ、長期間にわたって外壁の美しさを保つことができます。
湿気の多い地域にお住まいのN様邸には、最適な塗料です。
<この塗料を選んだ理由②>
~長い目で見ると費用が安い~
このような高品質塗料だと、値段は高いのでは?とお考えの方も多いでしょう。実際、N様にはできるだけ費用を抑えたいというご要望を聞いておりました。
確かに、無機塗料は他の塗料に比べて、相場が高い傾向があります。
しかし、20年という長期間でのメンテナンスコストを考えると、1回の塗装が安いシリコン塗料と比べると、無機塗料の方がかえって約40万円ほど安くなります。
この点を話し合いながら、色あせやひび割れに強く、さらに費用を抑えたいというN様のご要望にマッチすることをしっかりご理解いただいたうえで、今回は無機塗料を使うことを一緒に決めました(^^♪
<合わせて読みたい記事> |
屋根にはラジカル塗料をご提案
●日本ペイント ●ファインパーフェクトベスト ●ラジカル塗料 ●屋根用2液型油性塗料 ●スレート屋根に塗装可 ●艶あり |
大手メーカーである日本ペイントの「ファインパーフェクトベスト」は、ラジカル塗料です。
ラジカル塗料とは、最新の技術によって開発された塗料で、“ラジカル制御機能”が備わった塗料です。
この制御機能は、紫外線によって生成されるラジカルと呼ばれる物質が塗膜を傷つけるのを防ぐ機能です。
具体的には、塗料の分子の周囲にシールド層を形成することで、紫外線が当たってもラジカル物質の発生を防ぎ、屋根の色あせや変色、チョーキング(白い粉の付着)の発生を防いでくれます。
屋根は外壁よりも紫外線にさらされる過酷な環境下にあるため、こういった紫外線に強い塗料を使うことが長持ちの秘訣になります。
施工中には必ず経過写真を毎日ご報告
N様は、今回が初めての塗装ということもあり、業者選びにとても慎重にされておりました。
「悪徳業者に騙されたらどうしようか?」という不安もあったとお聞きしております。
残念なことに、塗装業界では、利益を中心に考えた一部の塗装会社により、手抜き工事のトラブルが起きてやまないという問題点があります。
そこで、当店では、もちろん営業担当者が現場で施工の様子を確認するとともに、毎回、以下のように施工中の様子をライン等でお客様にご報告することを徹底しております。(当店の施工ブログにも毎回公開しております)
落ち着きや上品さのあるシマングレーをメインカラーに採用
N様は、外壁のコケやカビが気になったのが塗装のきっかけでした。
現状のホワイトベースの外壁は、汚れが非常に目立ちやすい状況にありました。
そこで、グレーと明るいブラウンの中間色であるシマングレーにすることで、汚れが目立ちにくく、スタイリッシュでクラシカルモダンなテイストや、和モダンテイストに仕上がる色となります。
また、“シマングレー”を外壁の塗装で使用する際には、艶消しから7分艶程度がオススメです。
<カラーシミュレーション>
<実際の施工後>
当店では、下記のような塗り板サンプルをご提示した上で、お客様と一緒に時間をかけて慎重に選ぶことを心掛けています。
N様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。