施工事例
施工事例
三井郡大刀洗町Y様邸の建物の概要
(施工前の写真)
物件種別 |
一戸建て |
工事種別 |
外壁塗装 屋根塗装 |
築年数 |
20年 |
階建 |
2階 |
外壁材・屋根材 |
サイディング・スレート |
延床面積 |
99㎡(30坪) |
過去の塗装経験 |
今回が初めて |
見積もり取得社数 |
2社(ハウスメーカー含む) |
三井郡大刀洗町のY様が外壁塗装・屋根塗装を考えたきっかけ
Y様が外壁塗装を考え始めたのは、日当たりの良い場所で外壁の色があせてきたことや、日陰の部分でコケやカビが目立ってきたことがきっかけでした。
三井郡周辺で外壁塗装の専門業者をインターネットで探していたところ、当店のホームページを見つけていただきました。
Googleの口コミや施工事例、取り扱っている塗料をご覧になり、お電話でお問い合わせいただいたことで、やりとりが始まりました。
現地にお伺いして、プロの職人による無料の建物劣化診断を行った結果、以下のようにいくつかの箇所で劣化が見られました。
外壁のコケ・カビの発生
日当たりが悪い裏庭側の外壁には、ご覧の通りコケやカビ、藻が発生していました。
これらの微生物は、雨水や湿気が原因で発生し、外壁の塗料を劣化させ、防水性を弱めます。
このまま放置すると、外壁が雨水を吸い込みやすくなり、外壁材の内部が腐敗して、建物全体の寿命が短くなってしまいます。
こういう場合は、防カビ性や防藻性にも優れた塗料を選定し、塗装の3回塗りにより、耐久性の高い外壁に仕上げることが大切です。
外壁の色あせや目地シーリングの痩せ・割れ
日当たりの良い部分の外壁には、紫外線の影響がはっきりと見られました。
外壁は色あせており、外壁材同士をつなぐシーリング材が硬くなり、ひび割れていました。
一般的に、新築時に埋められたシーリング材の寿命は5年から7年とされていますが、その後、紫外線や酸性雨の影響で柔らかかったシーリングが硬化し、割れが生じます。
シーリングが硬くなって割れると、その隙間から雨水が入り込み、外壁材が腐ってしまい、結果として寿命が短くなってしまうことがあります。
対策として、シーリングの打ち替え工事をご提案しました。
打ち替えとは、既存のシーリング材を除去し、新しいシーリング材を打ち直す工事になります。
全てを新しくするため、柔軟性を持ったシーリング材が緩衝材となり、外壁(塗膜)のひび割れや、雨水の侵入口を遮断し、外壁を長持ちする大きな手助けとなります。
雨樋・庇・水切りの色あせ
紫外線の影響は外壁だけでなく、雨樋や庇、水切りといった付帯部分にも及んでいました。
それぞれで色あせが見られ、防水性が低下しているのが確認されました。
外壁塗装の際に、これらの付帯部分も一緒に塗装することで、足場費用の節約や建物全体の防水性向上が期待できるため、セットでの塗装をおすすめします。
このように、外壁や屋根、その他付帯部の隅々まで配慮し、長い目でお客様の大切なお家が長持ちすることを念頭に置いたうえで、当店では外装劣化診断を行っています。
当店は、お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を無料でお渡ししております。
当店が選ばれた理由
三井郡大刀洗町のY様は、業者選びの際に、当店を含め2社から相見積もりを取得していました。
その中で、なぜウォールハーツを選んでいただけたのでしょうか。Y様に聞いてみると、以下のようにご回答いただけました。
担当者の知識が豊富で、丁寧な説明があり、信用できた
Y様は今回が初めての塗装メンテナンスで、業者や塗料の選び方にとても慎重でした。
当店の営業スタッフ全員が元職人であることが、Y様に信頼していただけた理由の一つだと思います。
例えば、無機塗料は耐久性が高いことで有名ですが、その反面、硬くて表面が割れやすいというデメリットもあります。
この問題を解決するには、無機塗料を塗る前に、伸縮性のある下塗り材を使用する必要があります。
しかし、職人経験がない営業マンは、「無機塗料は耐久性が高いのでおすすめです!」とだけ伝えがちで、適切な施工方法や下塗り材の選び方を理解していないことが多く、結果として無機塗料のデメリットを補うことや、その性能を最大限に活かす提案ができない場合があります。
一方で、職人経験のある営業マンは、「無機塗料は耐久性が高いですが、表面が割れやすいので、下塗りには柔軟性のある塗料を使うと良いでしょう。これにより、ひび割れを防ぎ、無機塗料の耐久性を最大限に活かせます」と具体的な提案ができます。
多くの家を実際に施工した経験があるからこそ、塗料の扱いや正しい施工方法を理解し、細かい点まで丁寧に説明することができるのです。
無機塗料は一例に過ぎませんが、塗装には他にも多くの複雑な要素があります。
そのため、塗料や施工の本質を理解している営業マンの方が、結果的にお客様の家をより長持ちさせるための提案ができるのです。
<一緒に読みたい記事> |
三井郡のY様からのご要望
●紫外線に強く高耐久仕様の屋根・外壁にしてほしい ●外壁のコケやカビの発生を防ぎたい |
これらのご要望に対して当店が行った提案は以下になります。
超耐久性の無機塗料をご提案
当店の職人と社内で話し合った結果、紫外線による色あせや湿気によるカビや藻に強い塗料として、国内大手メーカーのエスケー化研が製造する『エスケープレミアム無機』(外壁用)と『エスケープレミアム無機ルーフ』(屋根用)をおすすめしました。
⚫︎エスケー化研 ⚫︎エスケープレミアム無機 ⚫︎無機塗料 ⚫︎水性塗料 ⚫︎モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、ACLパネルに塗装可 ⚫︎艶あり、5・3分艶 |
●エスケー化研 ●エスケープレミアム無機ルーフ ●無機塗料 ●2液型油性塗料 ●スレート屋根に塗装可 ●艶あり、3分艶 |
<この塗料を選んだ理由①>
~紫外線と湿気に強い耐性を持っているため~
無機塗料は、アクリル、シリコン、ラジカル、フッ素などの他の塗料と比べて、非常に耐久性が高い塗料です。国内で最も耐久性に優れ、※18年から20年も持続します。
※屋根の場合は15年~18年
この塗料には、ガラスや石などの紫外線に影響を受けない無機物が含まれており、紫外線による色あせに対して、他の塗料に比べて圧倒的に強いです。
さらに、防カビ性や防藻性にも優れるため、Y様邸のような湿気の多いエリアに位置する建物にも、その耐久性を発揮します。
また、エスケープレミアム無機に関しては、水性塗料であるため、油性と比べて比較的柔軟性があり、無機塗料のような高耐久塗料にありがちな塗膜が割れやすいという弱点も克服しています。
さらに、当店の場合は、無機塗料の下に塗る下塗り塗料に関しても柔軟性のあるものを用い、さらに割れにくく、長持ちする工夫をしています。
<合わせて読みたい記事> |
施工中には必ず経過写真を毎日ご報告
当店では、営業担当者が現場で施工の様子を確認するだけでなく、施工中の様子をLINEなどでお客様に報告することを徹底しています。また、当店の施工ブログにも毎回その様子を公開しています。
セラドングレーをメインカラーに採用
<事前のカラーシミュレーション>
Y様夫婦とカラーの打ち合わせを何度か行い、外壁のメインカラーはセラドングレー(緑身のかかったグレー)にすることにしました。
ちなみにグリーンやグレー系の塗料は色あせやコケやカビ汚れが目立ちにくいというメリットがあります。
また、グリーン系の外壁は、目に優しく癒しの印象を与えてくれます。
半艶で程よい艶加減を出しつつ、セラドングレーで緑色を控えることで、上品な外観に仕上がります。
また、軒天をダークブラウンで塗装することにより、建物全体を引き締め、より上品な雰囲気を生み出すことができました。
Y様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。