施工事例
施工事例
小郡市希みが丘 I様邸の建物の概要
(施工前の写真)
物件種別 |
一戸建て |
工事種別 |
外壁塗装 屋根塗装 |
築年数 |
21年 |
階建 |
2階 |
外壁材・屋根材 |
外壁材: サイディング 屋根材: スレート |
延床面積 |
87㎡(26坪) |
過去の塗装経験 |
今回が初めて |
見積もり取得社数 |
5社(ハウスメーカー含む) |
小郡市希みが丘I様が外壁塗装・屋根塗装を考えたきっかけ
I様邸は築後21年間、塗装のメンテナンスを行っておらず、建物にいろいろな劣化が起きておりました。
特に、外壁の色あせやコケ・藻の発生、屋根の傷みが気になり、この度、外壁と屋根のセットでの塗装を考えていたとのことです。
I様は小郡市周辺で外壁塗装専門店をインターネットで探していたところ、当店のホームページを見つけ、見積もり依頼のお電話を頂き、やりとりさせていただく形となりました。
さっそく現地に伺い、プロ職人による無料の建物劣化診断を行なったところ、以下の通り、様々な箇所に劣化が起きておりました。
外壁のチョーキング発生
I様邸の日当たりの良い外壁には、触れると白っぽい粉が手につくチョーキング現象が起きておりました。
チョーキングとは、外壁が紫外線を浴び続けることによって、塗料の分子が分解され、粉状のものが外壁に付着する状態を指します。
これは、外壁の美観性を損なうだけでなく、外壁表面の防水性を著しく低下させてしまいます。
放置すると雨水が中に入り込み、外壁材を大きく傷めてしまう原因となります。
対策方法としては、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを行うことで、防水性を高め、紫外線や雨から建物を守ることができます。
目地シーリングの割れ・切れ
写真を見ると、シーリングの両端に、左右に少し隙間があるのが分かるかと思います。
これは、紫外線によりシーリング材が弾力性を失い、割れや切れが起きている状態になります。
そもそもですが、建物の至る所にあるシーリングは、外壁を守るために2つの役割を持っています。
それは、外壁材同士の隙間から雨水の侵入を防ぐことと、ゴム状になっていることから地震などで外壁が受ける振動を緩和することです。
しかし、シーリングは新築時に埋められてから、紫外線や雨水、寒暖差などの影響を受け、5年~10年ほど経つと劣化が起きてきます。
そこで、外壁塗装と同時にシーリングも新しくすることで、外壁をより長く持たせることができるのです。
ちなみに、I様邸のようにシーリングに割れや切れが起きている場合は、「シーリングの打ち替え」という手法が効果的です。
打ち替えとは、既存のシーリング材を一度撤去し、新しいシーリング材を一から打ち直す手法です。
古いシーリング材を残さず、全てを新しいシーリング材に替えることができるので、その分、耐久性が高まります。
屋根の色あせとコケや藻の発生
屋根に関しては、色あせ・コケ・藻の発生が見受けられました。
いずれも屋根の劣化サインであり、防水性が低下していることを表します。屋根は外壁に比べて紫外線や雨の影響をより受けやすいため、外壁よりも劣化しやすいです。
対策としては、外壁と同様に3回塗りを行うことに加え、耐久性・防藻性・防カビ性に強い塗料を使うことで、より強い屋根にすることができます。
その他の劣化
I様邸は屋根と外壁だけでなく、他の部分にも様々な劣化が起きておりました。
頭木部に隙間の発生
柱木部には割れ、隙間が発生しておりました。
隙間からの雨水浸透による、木部の腐食を防ぐため、シーリング処理やウッドパテ処理を行う必要があります。その後防カビ、防虫、防腐効果のある塗料で塗装を行うご提案をしました。
雨樋(あまどい)の色あせ・褪色
雨樋にも紫外線による影響で色あせが起きておりました。色あせは、表面の塗膜が劣化している状態であり、表面の防水性が弱くなってきている兆候です。
雨樋は、屋根に落ちた雨水を集約して、外壁に触れないように地面に流す役割があります。
雨樋の色あせを放置すると、割れが生じ、雨水が溢れ、外壁に雨水が接触することから外壁への劣化にもつながります。
したがって、雨樋の耐久性を維持するために、外壁と同じタイミングで塗装を行う必要があります。
ベランダの色あせ・汚れ
I様邸のベランダには色褪せが起きており、床面の防水性が低下しておりました。
ベランダは雨水が溜まりやすいため、防水性を維持しておく必要があります。
なぜなら、ベランダ床面からの雨水の染み込みが原因で、建物内部の雨漏りが起こることもあるからです。
ベランダに関しては、まず高圧洗浄やケレン掛けで汚れを取り除き、床面にトップコート防水施工を行うことで、防水性を向上するご提案を行いました。
このように、プロ職人による劣化診断を行うことで、I様邸が抱える問題点を見える化することができました。
特にI様邸は築21年経過していることもあり、メンテナンスすべき箇所がたくさんありました。
外壁や屋根、付帯部など総合的な塗装メンテナンスを行うご提案を行い、大切な家を長持ちさせていただくお約束をさせていただきました。
当店は、お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を無料でお渡ししております。
5社の中から当店が選ばれた理由
I様は、今回5社の相見積もりを取得されておりました。
そこで、なぜウォールハーツを選んでいただけたのでしょうか。I様に聞いてみると、以下のようにご回答いただけました。
強引な営業をされずに、信用できた
I様は、今回が初めての塗装メンテナンスであり、業者や塗料の選び方についてとても慎重になっておられました。
当店の営業スタッフの考え方として、あくまでもお客様が業者選びに失敗しないためのアドバイザーとしてお客様と接するようにスタッフ一同を教育しております。
悪質な塗装業者は、見積書が一式表記で詳細が不明瞭であったり、塗装の3回塗りの鉄則ルールを守らなかったりなどの手抜き工事を行うことがあります。
当店では、お客様がそういった手抜き工事に遭うことなく、お客様の大切な家を長持ちさせる塗装を誠実に行ってくれる業者を選んでいただくために、どのようなことを気を付けるべきか、という視点でアドバイスさせていただいております。
そういったアドバイス内容も含めて、I様にはご信頼頂けたのかなと思っております。
小郡市希みが丘I様からのご要望
I様からは以下のご要望を承っておりました。
●外壁も屋根も紫外線に強く、高耐久塗料を使ってほしい ●費用は抑えたい |
これらのご要望に対して当店が行った提案は以下になります。
屋根も外壁も紫外線に強いラジカル塗料をご提案
<外壁用>
日本ペイント:パーフェクトトップ
●日本ペイント ●ラジカル塗料 ●外壁用1液型水性塗料 ●モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、ALCパネルに塗装可 ●艶あり、7・5・3分艶、艶なし |
<屋根用>
日本ペイント:ファインパーフェクトベスト
●日本ペイント ●ラジカル塗料 ●屋根用2液型油性塗料 ●スレート屋根に塗装可 ●艶あり |
当店の職人と社内で検討した結果、紫外線による色あせやカビ汚染などを防ぐことのできる最新塗料であるラジカル塗料をご提案しました。
中でも、国内大手メーカーである日本ペイントには、高耐久塗料を厳選したパーフェクトシリーズがあり、外壁には「パーフェクトトップ」、屋根には「ファインパーフェクトベスト」ご提案しました。
<この塗料を選んだ理由①>
紫外線に強く、色あせしにくい
ラジカル塗料とは、最新技術によって近年開発された「ラジカル制御機能」を備えた塗料です。
ラジカル制御機能とは、紫外線によって生成されるラジカルという物質が塗膜を破壊することを防ぐ機能です。
具体的には、塗料の分子の周りにシールド層を形成することで、紫外線が当たってもラジカル物質の発生を防ぎ、外壁や屋根の色あせや変色、チョーキングの発生を防いでくれます。
また、この2つの塗料には、高対候性(紫外線に対する強さ)だけでなく、防藻性・防カビ性にも優れています。
よって、I様邸の外壁と屋根に発生していたコケやカビの発生を抑えることができ、美しさを長期間維持することができます。
<この塗料を選んだ理由②>
費用のわりに耐久性が優れている
ラジカル塗料は近年開発された新しい塗料であり、価格設定としては、費用と品質のバランスが取れているシリコン塗料よりも少し上の位置に設定されています。
各塗料の費用単価と耐久年数を比較してみてください↓
シリコン塗料は、コストパフォーマンスの高い塗料として、一般的に多くの建築物に使われており、耐用年数は10年~12年とされておりますが、ラジカル塗料は、+5万円程度(約30坪の戸建ての場合)コストアップで、12年~15年の耐用年数を誇ります。
よって、コストパフォーマンスを意識しつつも、一般的な塗料よりも品質を少しこだわりたい方向けにはうってつけの塗料です。
<合わせて読みたい記事> |
施工中には必ず経過写真を毎日ご報告
I様は、今回が初めての塗装なため、業者選びにとても慎重にされており、とくに手抜き工事についてとても心配しておられました。
残念なことに、利益を中心に考えた一部の塗装会社により、手抜き工事のトラブルが起きてやまないという問題点があります。
そこで、当店では、もちろん営業担当者が現場で施工の様子を確認するとともに、毎回、以下のように施工中の様子をライン等でお客様にご報告することを徹底しております。(当店の施工ブログにも毎回公開しております)
これにより、いつ、だれが、どのような施工を行ったのかを、時系列で確認することで、手抜き工事がそもそも起きない仕組みにしております。
当店は、どのようなお客様にも、全件確実にこのようなライン報告作業を徹底しております。
カラーは定番のベージュ
「サテンウッド」を採用
<カラーシミュレーション>
I様は、落ち着いたカラーにして欲しいというご要望がありました。
そこで、定番カラーであるベージュの中でも、黄色味を抑えたナチュラルベージュである「サテンウッド(19-75C)」を気に入っていただけました。
<実際の施工後>
また、黄色味だけでなく艶の度合いも同時に抑えることで、上品で落ち着いた雰囲気のある外観に仕上げることができます。
ベージュはアースカラーでもあるため、木部との相性も非常に良いです。
また当店では、下記のような塗り板サンプルをご提示した上で、お客様と一緒に時間をかけて慎重に選ぶことを心掛けています。
I様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。