施工事例
施工事例
小郡市美鈴が丘 H様邸の建物の概要
(施工前の写真)
物件種別 |
一戸建て |
工事種別 |
外壁塗装 屋根塗装 |
築年数 |
20年 |
階建 |
2階 |
外壁材・屋根材 |
外壁材: サイディング 屋根材: スレート |
延床面積 |
128㎡(38坪) |
過去の塗装経験 |
今回が初めて |
見積もり取得社数 |
4社(ハウスメーカー含む) |
小郡市美鈴が丘H様が外壁塗装・屋根塗装を考えたきっかけ
H様邸は、築後20年間、外壁と屋根の塗装を行っておらず、至る所が傷んでおりました。
特に外壁と屋根の色あせ、シーリングのひび割れが気になっており、塗装の見積もり一括サイト経由で当店にお問い合わせいただきました。
早速現地に訪れ、無料で建物の劣化診断を行ったところ、具体的に以下の部分で劣化が判明しました。
外壁の色あせ・チョーキングの発生
日当たりの良い南西側の外壁を近くで見ると、色あせが起きており、手に触れると、白い粉がつくチョーキング現象が発生していました。
チョーキング現象とは、雨や紫外線の影響で塗料が崩れ、外壁表面に白い粉ができる現象です。
これは、外壁の美観を損なうだけでなく、外壁の表面の防水性が低下している証拠になります。これを放置すると雨水が中に侵入し、外壁材を大きく傷つける原因となります。
対策として、高耐久塗料を用い、下塗り・中塗り・上塗りの3回の塗り重ねで外壁を保護することが大切です。
外壁表面に強い塗膜を作ることで、防水性を向上させ、紫外線や雨から建物を守ることができます。
目地シーリングのひび割れ
外壁材と外壁材の間に埋まっている目地シーリングには、亀裂やひび割れが発生していました。
一般的に、シーリング材は新築後、5年~7年経つと弾力性を失い、劣化が始まります。
H様邸は築20年経過しており、亀裂やひび割れまで起きておりました。
これは、シーリングの劣化症状の中でも比較的に進行度の高い段階にあります。
そもそも、シーリングには外壁を保護する2つの重要な役割があります。
まず一つは、外壁材同士の隙間から雨水の浸入を防ぐこと。そしてもう一つは、ゴム状になっているため、地震などで外壁が受ける振動を和らげることです。
H様邸のようにひび割れが著しい場合、対策として、シーリング材を一度取り除き、新しいシーリング材を完全に交換する「打ち替え」をご提案しました。
新しいシーリング材を打った後に、外壁と一緒に上から塗装する事で、新しいシーリングが外気に剥き出しにならず、劣化しづらくなります。
このようにして、シーリング材を強化する事で、外壁の防水性と耐震性をより一層向上させることができます。
屋根の色あせ
屋根は外壁よりもかなり劣化が進んでいました。
写真は、屋根表面にコケやカビが付着し、新築時にコーティングされていた塗膜が剥がれている状態です。防水性が著しく低下し、雨水が浸みやすくなっています。
このように汚れや古い塗膜が付着している状態で、いきなり上から塗装をしても、隙間が生まれ、新しく形成された塗膜が数年ですぐに剥がれてしまいます。
そこで、高圧洗浄とケレン掛け(サンドペーパーで汚れや古い塗膜を削り落とす作業)を行い、屋根の表面を整え、塗料がしっかり密着できる状態にした上で、3回の塗り重ね行うご提案をしました。
その他の劣化
H様邸は屋根と外壁だけでなく、他の部分(付帯部といいます)にも様々な劣化が起きておりました。
雨樋(あまどい)の色あせ・褪色
雨樋は、紫外線による影響で色あせが起きておりました。色あせは、表面の塗膜が劣化している状態であり、表面の防水性が弱くなってきている兆候です。
そもそも雨樋にはは、屋根に落ちた雨水を集約して、外壁に触れないように地面に流す役割があります。
雨樋の色あせを放置すると、ひび割れが生じ、その隙間から雨水が外出し、外壁に雨水が接触することから外壁への劣化にもつながります。
したがって、せっかく塗装した外壁の持ちを良くするためにも、雨樋も一緒に塗装し、耐久性を高めることが大切になります。
軒天の色あせ・カビの付着
湿気が溜まりやすい軒天にはカビの付着が見受けられました。
軒天は、屋根先の裏側から外壁に向かって伸びている部分であり、雨樋と同じく雨水が外壁に接触するのを防ぐ役割があります。位置的に日当たりが悪く、湿気がこもりやすい箇所になります。
カビの発生は軒天の表面を傷め、放置すると防水性が低下し、ゆくゆくは雨漏りの発生につながります。
対策として、耐久性の高い塗料に加え、防カビ性・防藻性にも優れた塗料を使うことをご提案しました。
このように、プロの職人が劣化診断を行うことで、H様邸の問題点を明らかにできました。
特に、築20年経過しているH様邸では、たくさんのメンテナンスが必要な箇所がありました。
大切な家を長持ちさせるためには、外壁や屋根だけでなく、付帯部分も含めて総合的なメンテナンスが非常に重要です。
当店では、ご連絡いただいた方々に、家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と問題解決の提案をまとめた劣化診断書を無料で提供しています。
4社の中から当店が選ばれた理由
H様は、今回4社の相見積もりを取得されておりました。
そこで、なぜウォールハーツを選んでいただけたのでしょうか。H様に聞いてみると、以下のようにご回答いただけました。
見積書が細かく、話も丁寧で信頼出来た
H様は、今回が初めての塗装でしたので、業者選びにはとても慎重になられておりました。
そこで、商談中は、「お客様がどの業者に依頼したとしても決して失敗して欲しくない」という想いで、業者選びのアドバイスをいくつかさせて頂きました。
業者選びに失敗しないコツは、こちらのページにもいくつか記載しておりますが、それに加え当店は営業スタッフ全員に職人経験があるため、各塗料のメリットとデメリット、さらに塗料の持ちをよくするための具体的な施工方法をもできるだけ詳細にお伝えしました。
また、塗装の料金は決して安いものではないため、お客様から頂くお金がどのように使われているのかが詳細にわかるような見積書を作っています。
こういった部分を熱心にお話していくうちに、H様よりご信頼頂けたのではないかと思っております。
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みやま市瀬高町H様からのご要望
H様からは以下のご要望を承っておりました。
●とにかく高耐久塗料で長持ちする外壁・屋根にしてほしい ●屋根は遮熱性のある塗料を使ってほしい |
これらのご要望に対して当店が行った提案は以下になります。
外壁にはプレマテックス製の「タテイルフロン」をご提案
●プレマテックス社 ●タテイルフロン ●フッ素ハイブリッド形無機塗料 ●外壁用水性塗料 ●モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、金属系サイディングに塗装可 ●艶あり、3分艶 |
当店の職人と社内で検討した結果、紫外線による色あせやひび割れなどの劣化に最も強い塗料である、国内大手メーカーであるプレマテックスの「タテイルフロン」をご提案しました。
こちらはシリコン、ラジカル、フッ素などの塗料のグレードの中でも、耐久性が最上位である無機塗料になります。
<この塗料を選んだ理由①>
紫外線に強く、色あせしにくい
無機塗料は、アクリル、シリコン、ラジカル、フッ素などの他の塗料と比べて、非常に耐久性が高い塗料です。国内で最も耐久性に優れ、メーカーによる期待耐用年数は25年とされています。
この塗料には、ガラスや石などの紫外線に影響を受けない無機物が含まれており、紫外線による色あせやチョーキングに対して、他の塗料に比べて圧倒的に強いです。
よって、H様が塗装を考えるきっかけとなった「外壁の色あせ」を防止するためにはうってつけの塗料であるといえます。
<この塗料を選んだ理由②>
フッ素塗料とのハイブリッドである
タテイルフロンは、無機塗料の中でもランクが高い(耐久性の高い)フッ素塗料とのハイブリッド塗料であるというのも選んだ理由の一つです。
実は、無機塗料といっても、完全にガラスや石などの無機物だけで作られるだけでなく、塗料として使うためには、樹液などの有機物と混ぜる必要があります。
そこで、アクリルやシリコン塗料とのハイブリッドの場合は、高い耐久性は期待できないという難点もあります。
フッ素塗料とのハイブリッドであるタテイルフロンは、無機塗料の中でも耐久性が高く、さらに親水性(雨水に触れると薄く広げる性質)があるため、雨水によって外壁の汚れを洗い流してくれるセルフクリーニング機能があることも魅力の一つです。
屋根にはプレマテックス製の「タテイルαサンクールプレミアムエディション」を提案
⚫︎プレマテックス社 ⚫︎タテイルαサンクールプレミアムエディション ⚫︎遮熱タイプ無機塗料 ⚫︎2液型油性塗料 ⚫︎スレート、鉄、ガルバリウム鋼板、トタン屋根に塗装可 ⚫︎艶あり |
H様邸の屋根は紫外線による塗膜剥離が著しかったため、プレマテックス製の遮熱無機塗料である「タテイルαサンクールプレミアムエディション」をご提案しました。
この塗料は、外壁塗料でも説明した高い耐久性や親水性に加え、屋根に求められる遮熱性を持った塗料になります。
紫外線を受けた結果、本製品は、一般的な屋根塗料と比べ、表面温度を約20℃抑えられる遮熱効果を持っています。
遮熱効果があることで、熱い外気が室内に入り込むのを防ぎ、結果的に冷房代の節約になるという省エネ効果も期待できます。
施工中には必ず経過写真を毎日ご報告
H様は、今回が初めての塗装なため、業者選びにとても慎重にされており、とくに手抜き工事についてとても心配しておられました。
残念なことに、利益を中心に考えた一部の塗装会社により、手抜き工事のトラブルが起きてやまないという問題点があります。
そこで、当店では、もちろん営業担当者が現場で施工の様子を確認するとともに、毎回、以下のように施工中の様子をライン等でお客様にご報告することを徹底しております。(当店の施工ブログにも毎回公開しております)
※H様にはラインではなくメールでの写真報告という形でご対応させて頂きました。
これにより、いつ、だれが、どのような施工を行ったのかを、時系列で確認することで、手抜き工事がそもそも起きない仕組みにしております。
当店は、どのようなお客様にも、全件確実にこのようなライン報告作業を徹底しております。
外壁はイエロー、アクセントカラーとして屋根や付帯部に「グリーン」を採用
H様は、グリーンを取り入れてほしいというご要望を頂いておりましたので、屋根や付帯部にはエコグリーンを、外壁にはそれに合う淡黄色(2F:22-90H、1F:22-70H)を組み合わせました。
また、軒天をブラックにすることで、建物全体により上品さを加えることができました。
当店では、下記のような塗り板サンプルをご提示した上で、お客様と一緒に時間をかけて慎重に選ぶことを心掛けています。
H様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。