施工事例
施工事例
筑紫野市光が丘 T様邸の建物の概要
(施工前の写真)
物件種別 |
一戸建て |
工事種別 |
外壁塗装 |
築年数 |
19年 |
階建 |
2階 |
外壁材・屋根材 |
外壁材: サイディング |
延床面積 |
115.5㎡(35坪) |
過去の塗装経験 |
今回が初めて |
見積もり取得社数 |
3社(ハウスメーカー含む) |
筑紫野市光が丘T様が外壁塗装を考えたきっかけ
T様邸は築19年を経過しており、年数的に外壁の汚れや色あせ、シーリングのひび割れが気になり、塗装を考えていたとのことです。
T様は塗装の一括見積サイトで見積もり依頼をし、そこから当店とやりとりさせていただく形となりました。
さっそく現地に伺い、無料の建物劣化診断を行なったところ、以下の通り、様々な箇所に劣化が起きておりました。
外壁のコケ・カビ・藻の付着
日当たりの悪い北東側の外壁には、湿気が原因でコケやカビ、藻の付着が見受けられました。
こちらは、水圧110kgほどの高圧ジェットでしつこい汚れを洗い流し、耐久性・防汚性・防カビ性に強い塗料をご提案しました。
外壁出隅の塗膜の剥がれ
外壁の角の部分の塗膜が剥がれているのがわかるかと思います。ここは、紫外線による乾燥や雨水による湿潤を繰り返す中で、表面の塗膜に剥がれが生じたことが推測されます。
ここは、ケレン掛けという作業により、サンドペーパー等で剝がれかけた塗膜を取り除き、土台を整えます。これにより、新しく塗る塗料との密着性が高まり、塗装をすることで今後剝がれにくい強固な塗膜を作ることができます。
目地シーリングのひび割れ・切れ
外壁と外壁の間に埋め込まれているゴム状のシーリングですが、ご覧の通りひび割れや切れが起きております。
新築時のシーリングは、むき出しか、表面の簡単なコーティングが施されている程度で済まされるため、築19年も経過すると、紫外線の影響で劣化が進行してしまいます。
そもそも、シーリングとは外壁を長持ちさせるための2つの大きな役割があります。
それは、雨水が外壁材の間に入り込まないように防水性を高めることと、地震や車道を走る大型車などによる外壁への振動を抑える(耐震性を高める)ことです。
シーリングの劣化を放置すると、外壁がひび割れしやすくなったり、隙間から雨水が侵入し、雨漏りを引き起こす可能性が上がります。
よって、T様邸のような症状が起きている場合は、外壁塗装と同じタイミングでシーリングを打ち直す(打ち替え)が効果的です。
打ち替えとは、既存のシーリング材を撤去し、新しいシーリング材を新設する方法で、外壁を長持ちさせる上で重要な役割を果たします。
既存のシーリングを撤去せずに、そのまま上からシーリング材を打ち込む手法である「打ち増し」もありますが、打ち替えの方がシーリングすべてを新しくできるので、より高い効果をもたらします。
よって、シーリングの打ち替えを行った後に、その上から外壁と同時に塗装することで、外部環境からシーリングを守ることができます。
その他の劣化
T様邸は、外壁以外の付帯部(外壁や屋根を支える役割を持つ箇所)にも様々な劣化が起きておりました。
軒天(のきてん)のカビ・ホコリの付着
軒天には色あせやカビ汚染が見受けられました。
そもそも軒天とは、雨水が直接外壁に当たるのを防ぐ役割を持ちます。
軒天は、太陽の光が当たりづらいため、カビが発生しやすい箇所になります。
こちらは、防カビ性や透湿性のある塗料を使うことで、今後カビが生えにくい軒天にすることができます。
雨樋(あまどい)の色あせ・褪色
雨樋にも紫外線による影響で色あせが起きておりました。色あせは、表面の塗膜が劣化している状態であり、表面の防水性が弱くなってきている兆候です。
雨樋は、屋根に落ちた雨水を集約して、外壁に触れないように地面に流す役割があります。
雨樋の色あせを放置すると、割れが生じ、雨水が溢れ、外壁に雨水が接触することから外壁への劣化にもつながります。
したがって、美観性の向上と、劣化による割れや反り等を防ぎ、耐久性を維持するために、塗装を行う必要があります。
破風板(はふいた)の色あせ
破風板にも紫外線の影響により、色あせが起きておりました。こちらも雨樋と同様に塗装によるメンテナンスが必要です。
ただし、白い三角の外装材は劣化が著しいため、塗装ではなく板金を取り付けることで耐久性を一気に高めることにしました。
ちなみに、破風板は強風により屋根材が飛ばされたり、隙間から雨水が入り込み、屋根材の腐敗するのを防ぐ役割があります。
このように、付帯部(軒天・雨樋・破風板など)は、建物全体の耐久性を支えるためにそれぞれが機能しており、外壁塗装と同じタイミングで塗装(一部交換)を行うことで、大切な家がより長持ちするようになるのです。
門柱のカビ・汚れの付着
門柱は写真の通り、部分的にカビや汚れの付着が目立っておりました。
軒天と同様に防カビ性や防藻性に優れた塗装を行うことで、耐久性を向上させます。
家だけが塗装で綺麗になったとしても、門柱が汚れていては余計に目立ってしまうため、美観性を保つためにも門柱の塗装は大切です。
このように、プロ職人による劣化診断を行うことで、T様邸が抱える問題点を見える化することができました。
当店は、お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を無料でお渡ししております。
3社の中から当店が選ばれた理由
T様は、今回3社の相見積もりを取得されておりました。
そこで、なぜウォールハーツを選んでいただけたのでしょうか。T様に聞いてみると、以下のようにご回答いただけました。
担当者の知識が豊富で、丁寧な説明があり、信用できた
T様は、今回が初めての塗装メンテナンスであり、業者や塗料の選び方についてとても慎重になっておられました。
そこで、当店の営業スタッフには全員に元職人経験があるということがT様に信頼していただける一つの要素であったと思っております。
実は、営業担当に職人経験があることで、お客様の家が長持ちするための最適な提案ができるようになります。
なぜなら、職人経験のある営業マンは、単に良い塗料を提案するだけでなく、塗料の弱点を克服するための施工方法のご提案や、家の環境に見合った最適な塗料の選定ができるからです。
例えば、フッ素塗料はその高い耐久性で有名ですが、その頑丈さが逆に表面のひび割れを引き起こすという欠点があります。
この弱点を克服するためには、フッ素塗料を塗る前に伸縮性をもたせた下塗り材を塗布する必要があります。
職人経験のない営業マンは、単に「フッ素塗料は耐久性が高いのでおすすめですよ!」と提案するだけで、具体的な施工方法や下塗り材についての知識がなく、フッ素塗料の弱点を解決したり、耐久性を引き出す提案ができないことがあります。
一方で職人経験のある営業マンは、「フッ素塗料は耐久性が高いですが、表面が割れやすいという弱点があるため、柔らかい塗料を使った下塗りでひび割れを防ぎ、本来の耐久性を発揮できるようになります!」といった提案ができます。
実際に多くの家を手がけてきた経験から、塗料の取り扱いや正しい施工方法についての知識があり、細かい点までわかりやすく説明できるのです。
フッ素は単なる例ですが、塗装には他にも複雑な要素がたくさんあります。そのため、塗料や施工の本質を理解している営業マンの方が、最終的にはお客様の家を長持ちさせる提案ができるのです。
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久留米市安武町N様からのご要望
T様からは以下のご要望を承っておりました。
●色あせやカビ汚染などが起きにくい塗料で高耐久な外壁にしてほしい ●シーリングの耐久性も高めたい ●費用は抑えたい |
これらのご要望に対して当店が行った提案は以下になります。
今回選んだ塗料はエスケー化研の「プレミアム無機」
●エスケー化研 ●エスケープレミアム無機 ●無機塗料 ●外壁用1液型水性塗料 ●モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、金属系サイディングに塗装可 ●艶あり、5・3分艶 |
当店の職人と社内で検討した結果、紫外線による色あせやひび割れなどの劣化に最も強い塗料である、国内大手メーカーであるエスケー化研の「エスケープレミアム無機」をご提案しました。
<この塗料を選んだ理由①>
紫外線に強く、色あせしにくい
無機塗料は、アクリル、シリコン、ラジカル、フッ素などの他の塗料と比べて、非常に耐久性が高い塗料です。国内で最も耐久性に優れ、20年から25年も持続します。
この塗料には、ガラスや石などの紫外線に影響を受けない無機物が含まれており、紫外線による色あせに対して、他の塗料に比べて圧倒的に強いです。
さらに、防カビ性や防藻性にも優れるため、N様邸のような湿気の多いエリアに位置する建物にも、その耐久性を発揮します。
<この塗料を選んだ理由②>
長い目で見ると費用が安い
このような高品質塗料だと、値段は高いのでは?とお考えの方も多いでしょう。実際、T様にはできるだけ費用を抑えたいというご要望を聞いておりました。
確かに、無機塗料は他の塗料に比べて、相場が高い傾向があります。
しかし、20年という長期間でのメンテナンスコストを考えると、1回の塗装が安いシリコン塗料と比べると、無機塗料の方がかえって約40万円ほど安くなります。
この点を話し合いながら、紫外線に強く、さらに費用を抑えたいというT様のご要望にマッチすることをしっかりご理解いただいたうえで、今回は無機塗料を使うことを一緒に決めました。
施工中には必ず経過写真を毎日ご報告
T様は、今回が初めての塗装なため、業者選びにとても慎重にされており、とくに手抜き工事についてとても心配しておられました。
残念なことに、利益を中心に考えた一部の塗装会社により、手抜き工事のトラブルが起きてやまないという問題点があります。
そこで、当店では、もちろん営業担当者が現場で施工の様子を確認するとともに、毎回、以下のように施工中の様子をライン等でお客様にご報告することを徹底しております。(当店の施工ブログにも毎回公開しております)
これにより、いつ、だれが、どのような施工を行ったのかを、時系列で確認することで、手抜き工事がそもそも起きない仕組みにしております。
当店は、どのようなお客様にも、全件確実にこのようなライン報告作業を徹底しております。
ダークグレーをメインカラーに採用
<カラーシミュレーション>
<実際の施工後>
T様は、全体的に落ち着きと高級感を出したいというご要望があったため、メインカラーにダークグレー(N30)を使いました。
これにより上品さが加わり、美観性の向上にもつながります。
ちなみに、グレー系の外壁は、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。
また当店では、下記のような塗り板サンプルをご提示した上で、お客様と一緒に時間をかけて慎重に選ぶことを心掛けています。
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T様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。