筑後市久富N様邸の建物の概要

（施工前の写真）

 

物件種別	一戸建て
工事種別	外壁塗装
築年数	18年
階建	2階
外壁材	サイディング
延床面積	115.5㎡（35坪）
過去の塗装経験	今回が初めて
見積もり取得社数	4社（ハウスメーカー含む）

 

筑後市のN様が外壁塗装を考えたきっかけ

 

筑後市のN様邸は築18年経っており、外壁の全体的な汚れや色あせ、雨樋（あまどい）の破損が気になり、この度塗装を考えておられました。

 

塗装の一括見積サイトでいくつかの塗装店に相談される中で当店を知っていただき、ご連絡いただいた形になります。

 

さっそく現地に伺い、プロ職人が無料で建物の劣化診断を行ったところ、以下の通り、いくつかの箇所で劣化が確認されました。

 

外壁の色あせやコケ・カビの発生

 

日当たりの良い面には色あせが起きていました。

 

 

日陰面の外壁には湿気の影響でコケやカビが至る所に発生していました。

 

実は、外壁の色あせや、コケやカビが生えている現象は、防水性が一気に低下している恐れがあります。

 

というのも、外壁の表面には塗装によって作られた膜（塗膜）があり、これらは酸性雨から外壁を守ってくれる役割があります。

 

しかし、塗膜は紫外線によってダメージを受けたり、コケやカビの微生物から食べられたりして、外壁を酸性雨から守る力が弱まってしまうわけです。

 

 

この状態を放置すると、外壁に雨水が浸透し、建物が腐敗したり、雨漏りが発生する恐れがあります。

 

当然、建物の資産価値も大きく低下します。

 

ご提案として、紫外線に強く、最高品質のシリコン塗料を使用し、3回塗りを行う方法をご紹介しました。

 

具体的な塗料については、後章で詳しく説明いたします。

 

雨樋の破損

 

写真の通り、雨樋に穴が開き、破損しているのが分かるかと思います。

 

そもそも、雨樋とは何のためにあるのか、みなさんご存じでしょうか？

 

雨樋の役割は、屋根から流れ落ちてくる雨水が外壁に流れ落ちることなく、地面に流れる通路としての機能を持っています。

 

 

つまり、外壁が酸性雨に触れずに長持ちさせるためにあります。

 

しかし、N様邸のように雨樋に穴が開いていると、雨水が外へ出ていき、外壁に降りかかってしまいます。

そしてその雨水が原因で外壁の寿命が短くなるというわけです。

 

 

対策としては、外壁とセットで雨樋も塗装を行い、建物全体の耐久性、防水性を向上させることです。

 

目地シーリングの割れ・切れ

 

写真を見ると、シーリングの両端が切れていたり、細かなひび割れがあると思います。

 

外壁材と外壁材の間（目地）埋め込まれたシーリングは、新築時にはゴムのように柔らかいのですが、紫外線の影響で硬化し、やがてこのような劣化が起きてきます。

 

シーリングは本来は柔らかいことで、役割を果たします。

 

それは、外壁材と外壁材の間から雨水が侵入するのを防いだり、振動から外壁のひび割れなどを防いだりすることです。

 

 

一般的に、新築時に埋められたシーリングの寿命は5年～7年と言われています。

 

 

しかし、シーリングが硬くなって割れると、その隙間から雨水が入り込み、外壁材が腐ってしまい、結果として寿命が短くなってしまうことがあります。

 

 

対策として、シーリングの打ち替え工事をご提案しました。

 

打ち替えとは、既存のシーリング材を除去し、新しいシーリング材を打ち直す工事になります。

 

 

全てを新しくするため、柔軟性を持ったシーリング材が緩衝材となり、外壁（塗膜）のひび割れや、雨水の侵入口を遮断し、外壁を長持ちする大きな手助けとなります。

 

 

このように、劣化診断は外壁だけでなく、シーリング、雨樋や付帯部、ベランダなど、建物の隅々まで点検します。

 

長い目でお客様の大切なお家が長持ちすることを念頭に置いたうえで、当店では時間をかけて外装劣化診断を行っています。

 

お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を無料でお渡ししております。

 

 

4社の中から選ばれた理由

 

筑後市のN様は、業者選びの際に、当店を含め4社から相見積もりを取得していました。

 

その中で、なぜウォールハーツを選んでいただけたのでしょうか。N様に聞いてみると、以下のようにご回答いただけました。

 

他店にはない塗料を提案してくれたから

 

N様は、外壁の耐久性だけでなくデザインにもこだわりを持たれておりました。

 

具体的には、外壁を一色で塗るだけでなく、多彩模様でおしゃれな塗装をして欲しいとのことでした。

 

多彩模様とは、このようなデザインです。

 

 

これのデザインにするためには、高い技術力が必要で、対応できる塗装店は数少ないのが現状です。

 

吹き付け塗装といい、一旦外壁をローラーで塗装し、その上にスプレーのようなものを吹き付けながら塗装していきます。

 

 

 

外壁の耐久性と、模様が細かくなりすぎないためのデザイン性の塩梅をバランスよく実現するために非常に繊細で高い技術が必要です。

 

当店には国家資格を持つ自社職人がおり、多彩模様を用いた施工実績も多数ありますので、N様に信頼頂くことができ、当店を選んでいただけました。

 

一緒に読みたい記事     多彩色塗装で外壁のイメージを一新【施工事例を一挙紹介】

 

筑後市のＮ様からのご要望

 

N様からは以下のご要望を承っておりました。

 

●コケやカビ汚れに強い外壁にしてほしい

 

これらのご要望に対して当店が行った提案は以下になります。

 

紫外線に強くコスパ最強の「シリコン塗料」をご提案

 

当店の職人と社内で検討した結果、紫外線による色あせや、湿気からくるカビや藻に強い塗料である、国内大手メーカーであるエスケー化研の「エスケープレミアムシリコン」（外壁用）と日本ペイントの「水性ペリアートUV」（多彩模様）ご提案しました。

 

・外壁用1液型水性塗料 ・モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、ALCパネル、スレート板に塗装可 ・艶あり、5分・3分艶、艶なし

 

エスケープレミアムシリコンは、最も主流なシリコン塗料で、コストパフォーマンスに優れた塗料として有名です。

 

通常のシリコン塗料の中にラジカル制御という機能が加わり、紫外線によって塗料がダメージを受けるのを防いでくれるため、色あせが起きにくくなるメリットがあります。

 

 

また、防カビ性や防藻性にも優れているため、コケやカビが気になっていたN様邸にはうってつけの塗料になります。

 

 

デメリットとしては、以下がありますが、当店では実績の多い大手メーカー塗料を取り扱っています。

 

また、多彩模様の外壁面には水性ペリアートUVをご提案しました。

 

 

・外壁用1液型水性塗料 ・モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、ALCパネルに塗装可 ・3分艶

 

水性ペリアートUVはシリコンの中でも最高クラスの耐久性を持ち、かつ多彩色模様の塗装ができることから、よりデザイン性にこだわる方向けの塗料です。

 

 

施工中には必ず経過写真を毎日ご報告

N様は今回が初めての塗装だったため、業者選びに非常に慎重で、「悪徳業者に騙されたらどうしよう」という不安がありました。

 

残念ながら、塗装業界では利益を優先する一部の業者による手抜き工事のトラブルが絶えません。

 

そこで当店では、営業担当者が現場で施工の様子を確認するだけでなく、施工中の様子をLINEなどでお客様に報告することを徹底しています。また、当店の施工ブログにも毎回その様子を公開しています。

 

 

多彩模様ONオフホワイト、そしてブルーの外壁に

 

事前に行ったカラーシミュレーションデータはこちらです。

 

 

N様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。

今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。