施工事例
施工事例
大牟田市大字岬 S様邸の建物の概要
(施工前の写真)
物件種別 |
一戸建て |
工事種別 |
屋根塗装・付帯塗装 |
築年数 |
22年 |
階建 |
2階 |
屋根材 |
セメント瓦 |
延床面積 |
– |
過去の塗装経験 |
今回が初めて |
見積もり取得社数 |
4社(ハウスメーカー含む) |
大牟田市大字岬S様が屋根塗装を考えたきっかけ
S様のお宅では、屋根の色あせや汚れが目につき、そこから塗装の必要性を考え始めたとのことです。
塗装業者を探す際には、一括見積もりサイトを通じて当店にお問い合わせいただき、そこからやりとりさせていただくことになりました。
S様のお宅の写真を見ると、外壁にはタイルが使われています。一般的に、タイルは無機物でできているため、紫外線や雨風に強く、塗装は必要ありません。
一方、屋根にはセメント瓦が使われており、表面のセメント材が紫外線で劣化するため、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
ちなみに、一軒家の屋根材には4つのタイプがあります。
そこで、屋根の劣化具合を確認するために現地に伺い、プロ職人による無料の劣化診断を行なったところ、以下の通り、様々な箇所に劣化が起きておりました。
屋根の色あせ
建物の中でも、屋根は常に紫外線や雨風などの過酷な環境下にあります。
このような状況では、屋根表面が乾燥と湿潤のサイクルを繰り返し、やがて色あせが生じます。
屋根の色あせは、防水性の低下を示しています。
防水性の失われた屋根は、雨水を吸収しやすくなり、屋根材の腐敗や雨漏りのリスクが高まります。
雨漏りは建物の寿命を短くする可能性があるため、屋根に色あせが見られる場合は、早めの塗装が必要です。
対策として、高耐久塗料を用い、下塗り・中塗り・上塗りの3回の塗り重ねで外壁を保護することが大切です。
屋根のコケ・藻の付着
S様邸は、近くに多くの田んぼがあり、外気に湿気がこもりやすい環境に位置していました。
それが原因で、屋根にもコケや藻が発生していました。
コケや藻は、屋根の表面の塗膜を破壊し、撥水性を弱めてしまいます。やがて屋根材にまで湿気が入り込み、時間をかけてひび割れや欠けなどの大きな問題に発展することになります。
対策として、まずは高圧洗浄により、屋根にこびりついたカビや藻を綺麗に洗い流します。
その次に、紫外線に強い塗料(耐久性に強い塗料)だけでなく、防カビ性・防藻性にも優れた塗料を選定します。
適正な塗料の選定は、屋根を長持ちさせるためにはとても大切な判断になります。
また、S様邸は屋根の劣化だけでなく、外壁のタイルや雨樋(あまどい)などの付帯部にも劣化が起きていることが発覚しました。
具体的には以下の写真の通りです。
外壁タイルのコケ・カビの付着
タイルは塗装不要のため、屋根と一緒に高圧洗浄でコケや藻を洗い流すご提案をしました。
雨樋(あまどい)の色あせ
雨樋の役割は、屋根から流れ落ちる雨水を集約し、外壁に雨水が触れずにそのまま地面に流すことです。
その雨樋に色あせが起きている場合、放置することで割れが発生し、雨水が外へ出てしまうことになります。
よって、こちらは屋根と一緒に塗装をすることで耐久性を維持することができます。
ベランダの色あせ・汚れ
ベランダに貼られている塩化ビニールシートにも色あせや汚れの付着が見受けられました。
こちらはトップコート施工により、見た目と耐久性が向上します。
ベランダはありとあらゆるところに雨漏りの原因となる要素が存在するので、塗装のメンテナンスは必要不可欠になります。
軒天のホコリ・カビの付着
雨戸の色あせ
水切りの色あせ
このように、プロ職人による劣化診断を行うことで、S様邸が抱える問題点を見える化することができました。
当店は、お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を無料でお渡ししております。
きっかけなぜ、屋根塗装以外も行うのか?
前章でお伝えした通り、屋根塗装を考えていたS様ですが、結果的には屋根塗装以外にも外壁の高圧洗浄、ベランダのトップコート施工、軒天や雨樋などの付帯部塗装、水切りや雨戸などの金属部分の錆止め塗装なども行うことになりました。
その理由は大きく3つあります。
せっかくの足場代を節約するため
建物の塗装を行う際には、作業の円滑さや職人の安全を確保するために、法律で足場の組み立てが義務付けられています。
これは単に屋根の塗装だけでなく、建物の高所作業が必要な場合には、いつでも足場の組み立てが必要です。
足場代は一般的に10万円から15万円かかり、経済的負担が大きいものです。
そのため、足場代を支払うなら、屋根塗装だけでなく、同じタイミングで他の部分の塗装や補修も行うことで、結果的にコストを有効に活用できます。
建物全体を長持ちさせるため
建物には、屋根や外壁以外に付帯部と呼ばれる箇所があります。代表的なものに雨樋、軒天、破風板(はふいた)があります。
これらは、外壁や屋根、建物全体を長持ちさせるためにそれぞれが機能し合っています。
例えば、雨樋は、屋根から降りてくる雨水が、外壁に流れ落ち、外壁が傷むのを防いだり、その他金属部分に当たり、錆が発生するのを防ぐ役割があります。
破風板は、外壁と屋根の境目に位置しています。
風を破るという文字通りに機能し、強風で屋根材が吹き飛ばされるのを防いだり、屋根裏に雨水が浸水するのを防ぐ役割があります。
このように、屋根だけを塗装して耐久性を高めたとしても、付帯部が劣化してしまっては、屋根が想定よりも早く傷んでしまうことも珍しくはありません。
また、付帯部の塗装を行わなかったことにより、割れや反りが起き、部材交換となった場合には、塗装よりも費用が大きくかかることもあります。
よって、足場代を有効活用することに加え、屋根以外の補修や塗装も同時に行うことで、本当の意味でS様の大切な家を長持ちさせることになるのです。
美観性向上のため
S様のお宅では、色あせやコケの問題が各所で起きていました。これにより、防水性が低下するだけでなく、建物の外観も損なわれる原因となります。
汚れやコケがついた外壁や錆びた水切りなどは、建物全体を一気に古びた印象にさせてしまいます。
そのため、外壁を高圧洗浄して汚れをしっかり落とし、付帯部分を塗装することで、新築時の輝きを取り戻すことができます。
このように、S様には、足場の費用を節約し、建物を長持ちさせ、より美しくするために、総合的な塗装メンテナンスの提案を行いました。
4社の中から当店が選ばれた理由
S様は、今回4社の相見積もりを取得されておりました。
そこで、なぜウォールハーツを選んでいただけたのでしょうか。S様に聞いてみると、以下のようにご回答いただけました。
建物のことを第一に考えた提案をされ、信用できた
S様は、今回が初めての塗装メンテナンスであり、選ぶべき塗料や適正な工事について、とても慎重に調べていました。
当店の営業スタッフは、「お客様の家が長持ちするためにはどうすべきか」という考えを大切にし、お客様との接する上でそれの考えを忘れないように教育されています。
競合他社との比較の中で、料金を抑えて契約を取ろうとして、必要な工事を省いた提案をする会社が少なくありません。
その中で、当店はリーズナブルな価格を意識しつつも、家を長持ちさせるために必要な施工内容をしっかりと説明し、見積書に詳細に記載し、各作業の大切さや適正さをわかりやすく伝えるよう努めています。
極端な値引きを行わず、時に他社よりも価格が高くなることもあるかもしれませんが、長持ちするために必要なコストとして熱心に説明し、その姿勢にご信頼頂け、ご納得頂くこともございます。
当店の見積書の例
S様は、こういった一つ一つの説明にしっかりと耳を傾けて聞いていただいたおかげで、ご信頼頂けたのかなと思っております。
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大牟田市大字岬S様からのご要望
S様からは以下のご要望を承っておりました。
●と自宅の環境に合った適切な塗料を提案してほしい ●色あせやカビを抑えたい |
これらのご要望に対して当店が行った提案は以下になります。
過酷な環境でも高耐久を誇る無機塗料をご提案
●エスケー化研 ●エスケープレミアム無機ルーフ ●無機塗料 ●2液型油性塗料 ●スレート屋根に塗装可 ●艶あり、3分艶 |
屋根は外壁よりも紫外線や雨水に晒される過酷な環境にあるため、国内で最高峰の耐久性を持つ無機塗料をご提案させていただきました。
中でも、国内大手メーカーであるエスケー化研の「エスケープレミアム無機ルーフ」を選定した理由は下記になります。
<この塗料を選んだ理由①>
~紫外線に強く、色あせしにくい~
無機塗料は、アクリル、シリコン、ラジカル、フッ素などの他の塗料と比べて、非常に耐久性が高い塗料です。国内で最も耐久性に優れ、15年から18年も持続します。
この塗料には、ガラスや石などの紫外線に影響を受けない無機物が含まれており、紫外線による色あせに対して、他の塗料に比べて圧倒的に強いです。
<この塗料を選んだ理由②>
~防カビ性・防藻性にも優れる~
前章でお伝えした通り、S様邸は湿気の多いエリアに位置しておりました。
そこで、エスケープレミアム無機ルーフは、カビや藻の発生を防ぐ効果もあります。カビや藻は、屋根材を時間をかけて傷め、ひび割れや欠けなどの問題を引き起こしてしまいます。
防藻性や防カビ性に優れる塗料で屋根を塗装することで、屋根材を傷めることなく、より長持ちする屋根に仕上げることができます。
このように、S様邸は日照条件、立地環境を考慮したうえで紫外線による色あせと、湿気によるカビやコケの両方に強い屋根にするご提案をさせて頂きました。
施工中には必ず経過写真を毎日ご報告
S様は、今回が初めての塗装なため、業者選びにとても慎重にされており、とくに手抜き工事についてとても心配しておられました。
残念なことに、利益を中心に考えた一部の塗装会社により、手抜き工事のトラブルが起きてやまないという問題点があります。
そこで、当店では、もちろん営業担当者が現場で施工の様子を確認するとともに、毎回、以下のように施工中の様子をライン等でお客様にご報告することを徹底しております。(当店の施工ブログにも毎回公開しております)
これにより、いつ、だれが、どのような施工を行ったのかを、時系列で確認することで、手抜き工事がそもそも起きない仕組みにしております。
当店は、どのようなお客様にも、全件確実にこのようなライン報告作業を徹底しております。
屋根や付帯部はタイルに合うブラックで高級感溢れる仕上がりに
S様邸のオレンジベースの土色タイルに合う色として、屋根や雨樋などの付帯部をブラックで塗装しました。
ブラックは、全体の印象を引き締め、高級感を引き出します。
結果的に品格のある美しい外観に仕上がりました。
S様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。