施工事例
施工事例
筑後市常用 H様邸の建物の概要
(施工前の写真)
物件種別 |
一戸建て |
工事種別 |
外壁塗装 屋根塗装 |
築年数 |
10年 |
階建 |
2階 |
外壁材・屋根材 |
外壁材: サイディング 屋根材: ガルバリウム鋼板 |
延床面積 |
125㎡(38坪) |
過去の塗装経験 |
今回が初めて |
見積もり取得社数 |
2社(ハウスメーカー含む) |
筑後市常用H様が外壁塗装を考えたきっかけ
H様は、外壁についたカビやコケ等の汚れや、大雨時にサッシ周りから雨漏りがあることが気になっており、塗装を検討しておりました。
実は、H様は、今年の3月に施工させていただいた久留米市のN様から紹介されたお客様です。
このように、以前施工させていただいたお客様からのご紹介いただけることは、私たちとしても非常に嬉しいことです。
早速、現地に行き、無料の建物劣化診断を行ったところ、さまざまな箇所で劣化が見られました。
外壁のコケ・カビ汚染
北側と東側の外壁は日があまり当たらないため、コケとカビの汚れが見られました。これは、日照不足だけでなく、近くにある田んぼも影響しています。
実は、この周辺の家は田んぼの近くにあり、湿度が高くなりやすいため、外壁にコケやカビが発生しやすい状態にあります。
このような場所では、耐久性だけでなく、防汚性や防カビ性に優れた塗料を選ぶことが重要です。
当店の営業スタッフは、全員が元職人経験があることもあり、立地環境に合った最適な塗料を提案できるスキルも持っています。単に良い塗料を選ぶだけでなく、環境に合わせた選択ができるのが私たちの強みです。
外壁目地シーリングの痩せ・ひび割れ
サイディング外壁の目地シーリングは、紫外線による乾燥や雨水による湿潤が繰り返される中で、細くなったりひび割れが発生しました。
シーリングは建物の防水性や耐震性を保つ役割があるため、建物を長持ちさせる上で非常に重要な部分です。
シーリングの劣化を放置すると、外壁がひび割れしやすくなり、隙間から雨水が侵入し、雨漏りのリスクが高まります。
そのため、H様邸のようなシーリングの症状が出ている場合は、外壁塗装と同じ時期にシーリングの打ち替えを行うことが有効です。
打ち替えとは、既存のシーリングを撤去し、新しいシーリング材を打ち込むことで、シーリングそのものを新品に交換する施工です。
既存のシーリングを撤去せずに、上からシーリング材を充填する「打ち増し」という施工もありますが、打ち替えの方が根本的にシーリング材を替える分、耐久性はより強くなります。
屋根の色あせ・汚れ
H様邸の屋根材にはガルバリウム鋼板が使われています。ガルバリウム鋼板は、建築年数が10年前後の比較的新しい建物に使われ、耐久年数が30年以上持つ非常に強い屋根材です。
紫外線による色あせや雨水や大気内の汚れが付着しており、ここに関しても塗装を行うことで、ガルバリウム鋼板の本来持つ耐久性をより高めることができます。
色あせの原因となる紫外線に強い塗料をご提案しました。(提案した塗料は下部掲載)
その他の劣化箇所
雨樋(あまどい)の色あせ・カビ汚染
雨樋(あまどい)の色あせ・褪色
ベランダ防水シートの色あせ・退色
木格子の色あせ・退色
H様が塗装業者を探すきっかけは外壁の黒ずみやサッシ廻りの雨漏りではありましたが、劣化診断を行うことで、屋根や雨樋、ベランダ防水シートなど建物の寿命を支える部分に関しても様々な劣化が起きていることがわかりました。
よって、外壁のみではなく屋根や付帯部も含めて全面的にメンテナンスを行うことになりました。
当店は、お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を冊子にして無料でお渡ししております。
当店が選ばれた理由
H様は久留米市のN様からのご紹介ではあったものの、他にも家を建てたハウスメーカーも検討しておりました。
そこで、なぜ当店を選んだ頂けたのか聞いたところ、以下のようにお答えいただけました。
診断書や見積もりが細かく、説明も丁寧でわかりやすかった
H様は、初めての塗装で、業者選びに迷っておりました。そこで、当店がお渡しした見積書に注目し、他の業者よりも明瞭な料金明細が記載されていることに気付かれました。
見積書は、お客様に提示する金額の根拠となるため、どのメーカーのどの塗料を使用し、どの部分を塗るのかなどの詳細が明確に記載されている必要があります。
当店では、以下のフォーマットで見積書を提供しています。
金額がリーズナブルだった
H様は他のハウスメーカーの見積もりを実際に見せてくれました。その結果、当店の価格が他の業者よりも約50万円ほど安いことが明らかになりました。 しかも、使用する塗料や施工方法は、他の業者とほぼ同じでした。
当店が他のハウスメーカーよりもリーズナブルな価格を提供できる理由は、2つあります。
●施工を自社で対応しているため、余分な費用がかからない
塗装業者には、実際の施工を下請け業者に流す場合(ハウスメーカー)と、自社の職人が全ての施工を担当する場合の2つのタイプがあります。
当店は、全ての作業、監督、お客様への対応を、代表含め6人の経験豊富な社内職人によって行っています。
図表を見てわかる通り、下請け業者に施工を依頼する場合、中間手数料がかかり、自社で施工を行う場合と比べて余分な費用が発生します。
逆に、自社で施工を行う業者(当店)は、中間手数料が不要で、適正な価格で施工を実施できます。
そのため、同じ塗料と同じ工程を使用しても、施工を下請けに委託するか、自社で行うかによって、費用に数十万円もの違いが生じることがあるのです。
●広告費が抑えられている
当店はできるだけすべてのことを自社完結させることにこだわっています。
集客のためのホームページの作成、更新、チラシの作成なども自社のスタッフ(実は代表の弟)が担当しており、ここも外部に委託していない分、他社と比べて広告にかかる費用が非常に少ないことに自信があります。
このため、塗装の高い品質を維持したまま、低価格が実現できています。
筑後市常用H様からのご要望
M様からは、今回の塗装について以下のご要望を頂いておりました。
●手抜き工事などなく、誠実に施工してくれるところにお願いしたい。 ●外壁の汚れが付きづらく、紫外線に強い塗料が望ましい。 ●品質を保ったうえで費用は抑えたい
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今回選んだ塗料はエスケー化研の「プレミアム無機シリーズ」
●エスケー化研 ●エスケープレミアム無機 ●無機塗料 ●外壁用1液型水性塗料 ●モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、金属系サイディングに塗装可 ●艶あり、5・3分艶 |
H様の、「紫外線に強く、汚れか付きづらい高耐久塗料が良い。できるだけ費用も抑えてほしい」というご要望を受け、どんな塗料が最適化について当店の職人と社内で検討しました。
当店の職人と社内で検討した結果、汚れが付きづらく、紫外線による劣化が起きづらい塗料として、国内大手メーカーであるエスケー化研の「エスケープレミアム無機」(外壁用)をご提案しました。
<この塗料を選んだ理由①>
紫外線に強く、色あせや汚れが付着しにくい
無機塗料は、アクリル、シリコン、ラジカル、フッ素などの他の塗料と比べて、非常に耐久性が高い塗料です。国内で最も耐久性に優れ、20年から25年も持続します。
この塗料には、ガラスや石などの紫外線に影響を受けない無機物が含まれており、紫外線による色あせやカビ汚染などに対して、他の塗料に比べて圧倒的に強いです。
<この塗料を選んだ理由②>
親水性があり、雨水で汚れを洗い流してくれる
ご覧の通り、H様邸の外壁は表面がざらざらしており、凹凸の差が激しいことから、汚れが付きやすい状態にありました。
そこで、このエスケープレミアム無機には、親水性が高いという特徴徴があります。
親水性とは、水に触れると撥水(はっすい)せずに、それを薄く広げてくれる性質のことを言います。
これは、ガスなどの汚れが外壁に付着した場合、雨水により自動的に洗い流してくれる効果(セルフクリーニング機能)が働きます。
<この塗料を選んだ理由③>
長期的に見ると、リーズナブルである
このような高品質塗料だと、値段は高いのでは?とお考えの方も多いでしょう。実際、H様にはできるだけ費用を抑えたいというご要望を聞いておりました。
確かに、無機塗料は他の塗料に比べて、相場が高い傾向があります。
ただし、下の図の通り、20年間のメンテナンスコストを考慮すると、アクリルやシリコンなどの2回の塗装よりも、無機塗料の1回の塗装で、約40万円ほど節約できることが分かります。
この点を話し合いながら、H様にもしっかりご理解いただいたうえで、今回は無機塗料を使うことを一緒に決めました(^^♪
屋根には日本ペイントのファインパーフェクトベストを仕様
●日本ペイント ●ラジカル塗料 ●屋根用2液型油性塗料 ●スレート屋根に塗装可 ●艶あり |
こちらは、日本ペイント製の屋根用ラジカル塗料です。
ラジカル塗料とは、紫外線が塗膜に浴びせられ、劣化した時に生む「ラジカル」の発生を抑制する成分が含まれた、2012年に発売された新しい塗料です。
ラジカルの発生を制御することで、屋根の色あせや、塗膜の剥離やひび割れを防ぐことができます。
とくに、H様邸の屋根ようなガルバリウム鋼板は、30年以上の高耐久屋根材なため、その耐久性を維持するためにも、ラジカル塗料は打ってつけです。
また、塗料は価格の安い順にアクリル、シリコン、フッ素、無機と並ぶのですが、ラジカル塗料はシリコンとフッ素の間に位置づけられ、比較的安価でありながらも耐久性の高い塗料で、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。
屋根は、建物の中で紫外線や雨風の影響を一番受けやすいので、ラジカル塗料の効果が発揮しやすいのです。
さらに、ファインパーフェクトベストは紫外線への強さだけでなく、藻やカビの発生も抑制してくれるため、建物の美観を維持します。
施工中には必ず経過写真を毎日ご報告
H様は、今回が初めての塗装なため、業者選びにとても慎重にされており、とくに手抜き工事についてとても心配しておられました。
残念なことに、利益を中心に考えた一部の塗装会社により、手抜き工事のトラブルが起きてやまないという問題点があります。
そこで、当店では、もちろん営業担当者が現場で施工の様子を確認するとともに、毎回、以下のように施工中の様子をライン等でお客様にご報告することを徹底しております。(当店の施工ブログにも毎回公開しております)
これにより、いつ、だれが、どのような施工を行ったのかを、時系列で確認することで、手抜き工事がそもそも起きない仕組みにしております。
当店は、どのようなお客様にも、全件確実にこのようなライン報告作業を徹底しております。
カラーはインディゴブルーとフレンチグレーを採用
<カラーシミュレーション>
まず、外壁のメインカラーにインディゴブルーを選んだ理由は以下です。
●H様がブルー系が好み ●塗装のきっかけとなった汚れが目立ちにくい ●清涼感があり、とてもおしゃれ
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さらに、外壁のアクセントカラーにはフレンチグレー(ブルー寄りの淡いグレー)を使うことで、適度な色の違いを生み出し、全体的に調和した外観になります。
外壁を2トーンで塗りかける場合、同系色を使用すると失敗することはまずありません。
当店では、カラーシミュレーションを行うだけでなく、以下のような色のサンプルを提供し、お客様と一緒にゆっくりと選択するプロセスを大切にしています。
実際の施工後
H様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。