施工事例
施工事例
三井郡大刀洗H様の倉庫の概要
(施工前の写真)
物件種別 |
倉庫 |
工事種別 |
外壁塗装・屋根塗装 |
築年数 |
20年 |
階建 |
2階 |
外壁材/屋根材 |
ALCパネル/亜鉛メッキ鋼板 |
延床面積 |
264㎡(80坪) |
過去の塗装経験 |
有り |
見積もり取得社数 |
3社(ハウスメーカー含む) |
三井郡のH様が外壁塗装・屋根塗装を考えたきっかけ
H様が塗装をお考えになったきっかけは、外壁の色あせと外壁目地のひび割れが気になり始めたことでした。
H様は、インターネットで塗装の専門店を探していたところ、当店のホームページにたどり着き、ブログや施工事例を見て気になってご連絡いただけたとのことです。
さっそく現地にお伺いし、プロの職人が無料で建物劣化診断を行ったところ、以下のようにさまざまな箇所に劣化が見られました。
外壁の色あせ・チョーキングの発生
H様の倉庫の外装材はALCパネルであり、色あせやチョーキング(塗膜表面が白い粉状になる現象)が起きていました。
この現象は主に以下の原因によって起こります。
色あせやチョーキングの原因✍
1.紫外線や雨風による劣化 紫外線や雨風による劣化長期間、直射日光や雨風にさらされることで塗膜が劣化し、色あせやチョーキングが発生します。
2.塗膜の耐候性不足 使用されている塗料の種類や性能が、環境条件に適していない場合、劣化が早まることがあります。
3.防水機能の低下 塗膜が劣化すると、防水性が失われ、内部に水分が侵入し、建材の劣化が進行する可能性があります。
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この現象に対する適切な塗装方法は以下になります。
適切な塗装方法✍
1.現状調査と下地処理
2.下塗り(プライマー) ALCパネルには塗料の吸い込みが発生しやすいため、適切な下塗り材(ALC専用の吸い込み防止プライマーなど)を使用します。
3.中塗り・上塗り 耐久性の高い塗料で2回以上の塗装を行います。
H様倉庫の場合は、紫外線に強く、劣化しにくい最高峰の塗料である無機塗料(詳しくは後章で解説します)をご提案しました。
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外壁目地のひび割れ
写真の通り、外壁目地には細かなひび割れが多数見受けられました。
外壁目地のひび割れの原因✍
1.経年劣化 ALCパネルの目地に使用されるシーリング材(コーキング材)は、紫外線や雨風にさらされることで劣化します。硬化や収縮によってひび割れが起きやすくなります。
2.構造の動き ALCパネルは軽量であるため、建物の揺れや振動、温度変化による膨張・収縮の影響を受けやすいです。これが目地部分にストレスを与え、ひび割れの原因となることがあります。
3.施工不良 シーリング材の施工時に十分な下地処理や適切な充填が行われていない場合、早期にひび割れや剥離が起きる可能性があります。
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目地のひび割れは、隙間からの雨水侵入を起こすため、シーリング処理を行う必要があります。
また、後の黒ズミを防ぐため、可塑剤を含まないノンブリードタイプのシーリング材を使用することも大切です。
当店は、お問い合わせいただいた皆様に家の状態を少しでも理解していただくために、上記の写真と解決策をまとめた劣化診断書を無料でお渡ししております。
お客様の声に感謝!3社の中から選ばれた理由
H様は外壁塗装のご検討にあたり、3社の見積もりを比較されました。その中で最終的に当店を選んでくださった理由について伺ったところ、こんな嬉しいお言葉をいただきました。
1.営業担当に職人経験があったから。
当店では、営業担当者が単なるセールスの専門家ではなく、実際に職人として現場での経験を積んだスタッフが対応しております。
職人目線でのアドバイスや、工事の進め方について具体的にお話しすることで、お客様に安心感を持っていただけました。
お客様からは、「単に口先で話しているのではなく、実際に現場を知っている人の話だから信頼できた」との嬉しいお言葉をいただきました。
2.対面でのやりとりで信頼を感じたから
H様邸には何度もお伺いし、お客様が納得いくまでお話しさせていただきました。
H様と直接お話しさせていただく中で、単に工事の内容を説明するだけでなく、お客様のご要望やお悩みをじっくりと伺いました。
「倉庫という特殊な建物なので、普通の住宅とは異なる対応が必要」とのご相談にも、丁寧に対応させていただきました。顔を合わせてお話しすることで、しっかりと信頼を築けたと感じています。
3.価格について柔軟に対応してくれたから
他社の見積もりを参考にしながら、H様のご予算と当店の提案内容をすり合わせました。
もちろん価格だけでなく、施工の質を落とさないように工夫しながら、最適なプランを提案したことが評価されました。
H様からは、「単に安さを押し出すだけでなく、コストと品質のバランスを考えた提案が納得できた」とのお声をいただきました。
外壁には超耐久性の「無機塗料」をご提案
⚫︎エスケー化研 ⚫︎エスケープレミアム無機 ⚫︎無機塗料 ⚫︎水性塗料 ⚫︎モルタル、コンクリート、窯業系サイディング、ACLパネルに塗装可 ⚫︎艶あり、5・3分艶 |
当店の職人と社内で検討した結果、紫外線による色あせやチョーキングの劣化を徹底的に防ぐため、国内大手メーカーであるエスケー化研の「エスケープレミアム無機」をご提案しました。
<この塗料を選んだ理由>
~紫外線に強い耐性を持っているため~
無機塗料は、アクリル、シリコン、ラジカル、フッ素などの他の塗料と比べて、非常に耐久性が高い塗料です。国内で最も耐久性に優れ、18年から20年も持続します。
さらに、エスケープレミアム無機は、紫外線に対する非常に高い耐候性を持ち、外壁を色あせから守ります。
また、親水性(雨に触れると薄く広げる性質)も持ち、雨水を利用して、屋根や外壁に付着した汚れを洗い流してくれます。
屋根には紫外線に強い「ラジカル塗料」を使用
⚫︎日本ペイント ⚫︎ファインパーフェクトベスト ⚫︎ラジカル塗料 ⚫︎屋根用2液型油性塗料 ⚫︎スレート屋根に塗装可 ⚫︎艶あり |
屋根に使用したのは大手メーカーである日本ペイントの「ファインパーフェクトベスト」は、ラジカル塗料です。
ラジカル塗料とは、最新の技術によって開発された塗料で、“ラジカル制御機能”が備わった塗料です。
この制御機能は、紫外線によって生成されるラジカルと呼ばれる物質が塗膜を傷つけるのを防ぐ機能です。
具体的には、塗料の分子の周囲にシールド層を形成することで、紫外線が当たってもラジカル物質の発生を防ぎ、屋根の色あせや変色、チョーキング(白い粉の付着)の発生を防いでくれます。
屋根は外壁よりも紫外線にさらされる過酷な環境下にあるため、こういった紫外線に強い塗料を使うことが長持ちの秘訣になります。
外壁目地には変性シリコンノンブリードを使用
外壁目地には、耐久性が10年~15年持つ変性シリコンノンブリードを使用しました。
ALCの外壁目地のため、既存のシーリングの上から行う、打ち増しという工法で仕上げました。
変性シリコンノンブリードは、耐久性・耐熱性・耐候性に優れ、紫外線に強いのが特長です。
さらに、打ち増しをした後に、外壁塗料を塗り重ねるためさらに耐候性が増し、長持ちする目地に仕上げることができました。
施工中には必ず経過写真を毎日ご報告
当店では、営業担当者が現場で施工の様子を確認するだけでなく、施工中の様子をLINEなどでお客様に報告することを徹底しています。また、当店の施工ブログにも毎回その様子を公開しています。
カラーはシェルグレーをメインカラーに採用
以下の写真はカラーシミュレーションデータです。
外壁カラーは日塗工25-80Bになります。
また、雨樋はブラウン系の15‐30Bを使用しました。
H様、この度は当店をお選び頂き誠にありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いをぜひよろしくお願いいたします。