- 塗装コラム
- 2023年1月10日
コーキング(シーリング)のメリットとメンテナンス時期について
前回のブログではひび割れの原因と放置するとどうなるのかについてお伝えしましたが、今回は、コーキングが必要な理由や、具体的なメリット、メンテナンスの目安時期をわかりやすくお伝えしようと思います。
ちなみに次回のブログでは、耐久性をより強めるためのコーキングとはどんなものか、コーキングの打ち増しと打ち替えの違いについて説明させて頂きますので、気になった方はぜひご確認ください。
次回:「外壁コーキング(シーリング)の打ち増しと打ち替えの違いとは?」はこちら
コーキングのメリットとメンテナンス時期について
目次
そもそも、コーキングとは?
建物にとって必要不可欠な存在
コーキングとは直訳すると「詰める」という意味で、外壁と外壁の間のつなぎ目部分やサッシ廻り等に詰められているゴム状のものになります。
このゴムのような伸縮性が、建物の耐久性を上げるために大切な役割を担っています。
以下はコーキングの写真です。
↓ひび割れしている箇所
↓コーキング作業中
↓コーキング作業後
コーキングが必要な理由と具体的なメリット
コーキングが必要な理由
コーキングは、外壁の劣化症状の一つである「ひび割れ」と大きく関係します。
前回のブログでは、外壁のひび割れは、紫外線や雨水、地震の振動などが原因で起こり、そのまま放置すると雨水が建物内部に侵入し、カビや苔の発生や雨漏りを引き起こすことを説明しました。
外壁のひび割れを防ぐためなら、外壁材や塗る塗料の耐久性を高めれば良いんじゃないの?と思われる方も多いと思います。
もちろんそれも手段の一つではありますが、コーキングも外壁のひび割れを防ぐために同じくらい大切なのです。
では、具体的にどんな役割を果たしてくれるのでしょうか。
コーキングの具体的なメリット
コーキングは、建物の各箇所にある「隙間」を埋めることで内部への水の侵入を防ぎ、ゴムのような伸縮性を持つことで地震などの揺れの衝撃を緩和してくれます。
①防水性を高める
外壁の隙間から建物内部へ雨水が侵入するのを防いでくれます。
建物内部へ浸水すると、カビやコケが発生し、ゆくゆくは雨漏れの原因となり、建物が腐敗していくのですが、コーキングはそこを守ってくれる重要な役割を果たしてくれます。
②地震の振動から外壁を守ってくれる
外壁と外壁のつなぎ目にあることで、緩衝材の役割を果たします。
よって地震などの振動を吸収し、外壁にヒビが入るのを防いでくれます。
③省エネ効果
内部の湿気やカビなどが生じにくく、エアコンが快適に稼働し、省エネ効果が期待できます。
以上のことから、コーキングは外壁や家全体の耐久性を上げ、家の寿命を延ばすのに必要不可欠な存在と言えます。
コーキングのメンテナンス時期の目安とサイン
では、家の寿命を延ばすのに重要なコーキングはいつメンテナンスを行えば良いのかを解説していきます。
何年おきにメンテナンスするべきか
一般的には新築の場合は、築年後10年目を目安に行います。
2回目以降は、前回使ったシーリング材のグレードによって10年、15年、20年と変わってきます。
こういう症状が見えたらコーキングのサイン
コーキングの劣化には段階がありますので、それぞれの段階に応じたメンテナンスの必要性をご確認ください。
①痩せてきている。(外壁とコーキング材の表面の高さに差が見える。)
コーキングの必要度:やや必要
②表面の割れが見える。
コーキングの必要度:必要
③亀裂や断裂が発生している。
コーキングの必要度:直ちに必要
ということで、本日はコーキングが必要な理由とメリット、メンテナンス時期の目安についてお伝えしました。
ウォールハーツはご自宅の建物のコーキングの劣化診断も無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
本日のブログは以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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