- 塗装コラム
- 2024年2月17日
シャッターボックスに剥がれが・・・塗装は必要?【費用相場やおすすめの色を解説】
いつもウォールハーツのブログを読んでいただきありがとうございます。
今回はシャッターボックスに塗装が必要な理由や、劣化症状、塗装費用など、 初心者でもわかりやすく解説していきます。
塗料のおすすめの色や業者選びの際に押さえておくべき注意点もまとめているので、ぜひご覧ください(^^♪)
シャッターボックスに剥がれが・・・塗装は必要?【費用相場やおすすめの色を解説】
目次
シャッターボックスとは
シャッターボックスとは、シャッターを収納するために上に取り付けられた長方形の箱型のものです。
アルミニウムやスチールなどの素材で作られることが多く、外壁と調和するようにデザインされています。
建物の外観を美しくするだけでなく、防犯や断熱性能の向上にも貢献する重要な役割を果たしています。
シャッターボックスに塗装が必要な理由
シャッターボックスは、日々の紫外線や雨の影響を受けることで、表面に色あせや錆が発生し、そこから浸水した雨水は建物内部を腐らせてしまいます。
そのため、紫外線や雨水から守り、錆の発生を防ぎ、建物の美観を維持するためには、シャッターボックスの塗装が必要なのです。
一般的には、10年ごとに塗装のメンテナンスを行うことが推奨されています。
劣化を放置すると費用が高くなる
シャッターボックスが劣化すると、まず色が褪せたり手に白い粉がつくようになります。
その後、錆が発生し、最終的には穴が開くこともあります。
穴が開いた場合は、単に塗装するだけでは修復できず、シャッターボックスを交換する必要があります。
交換費用は、1箇所あたり4万円~6万円程度かかってしまいます。
ですから、定期的な塗装メンテナンスを行うことで、シャッターボックスを常に美しく保ち、余計な費用を払うことを避けることができます。
シャッターと雨戸の違い
余談ですが、シャッターボックスについて説明するときに、シャッターと雨戸の違いが気になる方がいますので、簡単に説明します。
シャッターと雨戸は見た目が似ていますが、大きな違いは開閉する向きにあります。
シャッターは上にシャッターボックスがあり、上下に開閉します。
それに対して雨戸は横方向の開閉になります。
シャッターボックスの劣化症状
それでは、シャッターボックスの塗装はどのタイミングで行うのがベストなのでしょうか?
この章では、シャッターボックスの劣化の段階と、塗装が必要になる時期について、写真とともに説明していきます。
ぜひ、ご自宅のシャッターボックスと照らし合わせながら読んでみてください。
色あせ
塗装の必要性:なし
シャッターボックスの塗膜が劣化し始めると、表面の色が褪せて見えるようになります。この段階では、一般的にはまだ塗装をする必要はありません。
チョーキング(白っぽい粉)
塗装の必要性:★☆☆
チョーキングは、紫外線によって塗膜が分解されたときに白い粉が発生する現象です。
この段階では、塗膜の防水性が弱くなってきている証拠なので、塗装を考える一つのきっかけになります。
塗膜の剥がれ
塗装の必要性:★★☆
チョーキング現象の次に見られるのが、塗膜の剥がれです。
塗膜が剥がれると、塗膜の防水機能が失われ、塗装が必要になります。
このまま放置すると、水が入り込み、錆びが発生する可能性があるので注意が必要です。
錆び
塗装の必要性:★★★
シャッターボックスに錆が発生している場合、早急な塗装が必要です。
放置すると、錆び範囲が急速に広がり、最終的には穴が開いてしまいます。
この場合、塗装では修復できず、シャッターボックス自体を交換する必要が生じ、かなりの費用がかかることになりますので、注意が必要です。
シャッターボックスの塗装費用と相場
では、シャッターボックスの塗装を業者に依頼した場合、費用はどれくらいかかるのかを見ていきましょう。
シャッターボックスの塗装をご検討中の方や、既に業者から見積もりをもらっている方はぜひ参考にしてみてください。
シャッターボックスの費用相場 2,000円~4,000円/1箇所 |
こちらの費用はあくまでも外壁塗装と一緒に行った場合の費用です。
実は、シャッターボックスの塗装は外壁や屋根塗装と同時に行うことが一般的です。
なぜなら、シャッターボックスのみの塗装を行う場合、その為だけに人件費がかかり、シャッターボックスの位置によっては足場の設置費用もかかってくるからです。
外壁塗装や屋根塗装と同時に行うことで、それらの余分な費用を抑えることができます。
シャッターボックスの塗装の工程
では、実際に業者がシャッターボックスの塗装を行う時の工程を見ていきましょう。
シャッターボックスは適切な工程で塗装を行わないと、数年で塗料が剥がれたり、錆が再発したりする可能性があります。
仕上がりだけを見ても、実際に適切な施工を行ったかどうかはわからないため、業者に依頼する際は施工中の様子を写真などで報告してくれるかどうかを必ず聞いておきましょう。
ケレン掛け
まず、下地処理として大切なのがケレン掛けです。
ケレン掛けとは、専用の電気工具を使用したり、手作業で紙やすりなどを使い、サビや古い塗膜を落とす作業のことです。
この時、あえて表面に凹凸をつけることで上に塗る塗料がより密着するようになります。
下塗り(錆止め)
下地を整えた後に行うのが下塗りです。
下塗りとは、下地と塗料の密着性を高める効果があり、その上に塗る中塗りや上塗り塗料の耐久性を最大限に高めるためのとても大切な作業です。
また、シャッターボックスのような鉄部には、錆止め効果を持つ下塗り塗料を使います。
これにより、鉄部であっても錆びが発生しづらくなります。
ちなみに、シャッターボックスの下塗りを行う時、その材質に合わせた塗料の選定が必要です。
こちらに関しては第6章で詳しくお伝えします。
中塗りと上塗り
下塗りの後は、さらに塗膜を厚くし防水性や耐久性をより高める為に中塗りを行い、最後に見た目をより良くするために上塗りを行います。
この時、均一で凹凸のない塗膜を作るために、ローラーなどを使用して職人が丁寧に仕上げる必要があります。
参考程度に、ウォールハーツがシャッターボックスの塗装を行う際の実際の工程が気になる方は下記ブログをご覧ください。
シャッターボックスの塗装におすすめの色
シャッターボックスの塗料の色を選ぶ際には、建物全体の調和や統一感を考慮することが重要です。
具体的には、サッシによく使われるブラック、ホワイト、ブラウン、シルバーなどに合わせると、自然な雰囲気を出すことができます。
また、色を決める際にはA4用紙サイズのカラー見本を使用した方が良いです。
なぜなら、色はサイズによって大きく印象が異なるからです。
全体の仕上がりをより良いものにするためにも、カラーシミュレーションを使った上で、しっかりと業者と話し合い、慎重に色決めを行いましょう。
シャッターボックスの塗装の注意点
シャッターボックスの塗装業者を選ぶ際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
これらのポイントを押さえて、ご自宅が長持ちすることを最優先に考え、適切な塗装を提供してくれる業者を選びましょう。
ケレン掛けを丁寧に行う業者
第4章でお伝えしましたが、シャッターボックスのような鉄部は、職人の手作業でケレン掛けを行う必要があります。
ケレン掛けには、錆や古い塗膜を落とすという効果と、表面に凹凸を作り塗料の密着性を高めるという効果があります。
地味で時間のかかる手作業ですが、この作業を省略すると、新しい塗料が数年で古い塗膜と一緒に剥がれたり、サビが再発したりすることがあります。
ケレン掛けは、塗料の耐久性を保つために不可欠な作業の一つであり、塗料が長持ちする要因の約半分を占めます。
よって、シャッターボックスに限らずですが、下地処理を大切にしている業者に依頼することが、家を長持ちさせる上ではとても重要です。
「3回塗り」を徹底する業者
塗装には、塗料を最大限に長持ちさせるための「3回塗り」というルールがあります。
業者を選ぶ際には、これを徹底する業者に依頼するようにしましょう。
この3回塗りは、下地との密着性を高める下塗り、塗膜の強化を行う中塗り、そして見た目を良くする上塗りという順番で行われます。
(場合によっては2回もしくは4回以上の工程もあります。)
シャッターボックスの場合、まず下塗りには錆止め塗料を使います。
しかし、錆止め塗料には紫外線や雨風に弱いという性質があるため、その上に中塗りと上塗りを行うことで弱点をカバーし、より耐久性の高い塗装を行うことができます。
この3回塗りを省略する業者もいるので、施工中にそれぞれの経過写真を送ってくれる業者に依頼することが大切です。
当店は、施工後に各工程の写真をお客様にラインで報告するように徹底しております。
シャッターボックスの素材に合わせた塗料を選んでくれる業者
シャッターボックスを塗装するときは、下塗りに使う塗料をシャッターボックスの材質に合わせて選ぶ必要があります。
そうしないと、後で塗料が剥がれたりするなどの問題が起こることがあります。
例えば、シャッターボックスには、塩ビ鋼板という素材が使われていることがあります。
(破風板や土台水切り、棟板金などの付帯部も同じ)
塩ビ鋼板とは、塩化ビニール樹脂をコーティングしたもので、これには専用の下塗り材を使わないと、ベタつきや塗膜の膨れを起こしてしまいます。
塩ビ鋼板の下塗り材として代表的なものは、日本ペイントさんの塩ビゾルプライマーです。
このように、塗装を専門とした業者であればこの辺りの知識は豊富にありますが、ハウスメーカーや工務店の場合は専門性に欠ける場合がありますので注意が必要です。
シャッター本体の塗装には注意が必要
シャッター自体を塗装することはケースとしてはあまりないのですが、いざ塗装するとなると注意が必要です。
それは、薄く均一に塗ることです。
シャッター本体を厚く塗ると、シャッターを閉じた時に塗料がくっついたり、擦り傷ができたりしますし、凹凸なく均一に塗らないと、塗料が垂れた状態で固まり、仕上がりがかなり悪くなります。
よって業者に依頼する際には、その業者のHPを見るなどして、シャッター塗装の実績があるかどうかを確認しておいた方が良いです。
シャッターボックスの塗装の施工例
当店の行ったシャッターボックスの塗装の施工事例をいくつかご紹介します。
さて、本日はシャッターボックスの塗装についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?(^^♪
シャッターボックスの劣化が気になる方は、プロに劣化診断をしてもらい、業者を選ぶ際には下地処理、3回塗り、塗料の選定をしっかり行う業者に依頼するように心がけましょう☺
本日のブログは以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
当店について
当店、ウォールハーツは地元である福岡県久留米市に地域密着した屋根塗装・外壁塗装専門店です。
お打ち合わせの場では15年以上の職人経験のある私が直接、お客様の建物の劣化診断や、長持ちするための最適な塗料をご提案させて頂きます。
●ウォールハーツが選ばれる4つの理由
●Google口コミで高評価を獲得中
とてもありがたいことに、多くのお客様より高評価を頂いております(^^♪
●施工中は写真で小まめにご報告します
目に見えないところで行われる手抜き工事を防止するために、毎日、施工の様子を家主様へ写真とともにご報告しております。
●ウォールハーツの施工が高品質な理由
単に良い塗料を使うだけでなく、塗料の密着性を上げるための下地処理を他店より時間をかけて行い、どんな塗料でも長持ちする施工を徹底しています。
●ウォールハーツが低価格な理由
当店が施工をかかげる案件のほとんどは、既に施工を行ったお客様からのご紹介で成立しています。
広告費用が他社よりも圧倒的に低いことが強みです。
また、経験豊富な自社職人が在籍しておりますので、外注することがなく、中間マージンがかからないことも低価格の理由です。
●店舗情報
久留米市の屋根塗装・外壁塗装専門店
ウォールハーツ
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