窓枠(サッシ)廻りに隙間が・・・コーキングに寿命が来た時の対処法【DIYは可能?業者の費用を解説】

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窓枠(サッシ)廻りに隙間が・・・コーキングに寿命が来た時の対処法【DIYは可能?業者の費用を解説】

窓枠(サッシ)廻りに隙間が・・・コーキングに寿命が来た時の対処法【DIYは可能?業者の費用を解説】

サッシの雨漏り

 

窓枠(サッシ)廻りのコーキングに隙間があっても放置していませんか?

実は、コーキングの劣化を放置すると、雨漏りや断熱性の低下など、深刻な被害をもたらす可能性があるんです。

 

そこで今回は、コーキングの寿命や劣化症状、補修方法についてご紹介したいと思います。

専門業者に依頼する場合の価格相場も解説しますので、早めの対処法を知って、家を守りましょう(^^♪

 

なお、コーキングは塗装においてとても大切な役割を持つので、今回のブログは重要記事として設定させて頂いております。

 

窓枠(サッシ)廻りのコーキングに寿命が来た時の対処法

 

コーキング(シーリング)とは

コーキング

 

「コーキング」とは、直訳すると「詰め物」という意味で、窓枠や浴室などの水回りの隙間や、外壁同士のつなぎ目(目地と呼ばれます)に使われる、ゴム状のものを指します。

 

コーキングは、建物の内外の各所にある「隙間」を埋める際に使われます。

 

例えばサイディング外壁を張る際のパネル同士の隙間や外壁のひび割れ部分の補修に用いられたりします。

 

コーキングはシリコンやプラスチックなどからできており、柔らかくてゴムのように伸縮性に優れているのが特徴です。

 

また、色や種類も多種多様で、目的に応じて選ぶことができます。

別の表現としては、「シーリング」とも呼ばれます。

 

コーキングの役割

コーキングの役割

コーキングは建物の寿命を延ばすのに重要な役目を果たしてくれます。

具体的には2つの役割があります。

 

<コーキングの主な役割>

①建物内部への水の侵入を防止する

②地震の振動から外壁や建物全体を守る

 

建物内部への水の侵入を防止する

コーキングは、窓枠や浴室、外壁と外壁のつなぎ目など、建物内外の隙間を埋めるために使われます。

 

例えば、外壁同士の隙間から水が侵入すると、壁や天井の内部に水分が浸透し、腐食やカビの原因になったり、雨漏りが発生しやすくなります。

 

この隙間をコーキングで埋めることで建物の防水性を高めることができます。

 

地震の振動から外壁や建物全体を守る

地震などの自然災害においても、コーキングは重要な役割を果たします

 

コーキングはゴムのように伸びるのが特徴であると説明しましたが、これを外壁の目地部分や窓枠の隙間に詰めることで振動を吸収し、外壁のひび割れを防止し、建物の耐震性を高めてくれます。

 

コーキングの寿命は約10年前後

コーキングの傷み

 

コーキングの寿命は、種類や建物の周辺環境によって異なりますが、一般的にはおおよそ10年前後です。

 

コーキングは日常的に紫外線を浴びたり、雨の日は直接雨水が当たったりすることが多いため、劣化が早く進みます。

 

そのため、初期症状として、約5年目あたりからコーキングが痩せてくるなどの兆候が現れることがあります。

 

紫外線による劣化

コーキングは紫外線の影響を受けることで劣化します。

 

また、同じ建物でも、紫外線が当たる時間の長い南側の方が、北側よりも早く劣化が進行します。

 

新築時の外壁サイディングの場合は劣化が早め

外壁にサイディングが使われた新築の場合、コーキングの上に塗装がされず、露出しているため、比較的劣化が早く進みます。

 

そのため、5年程度でコーキングが寿命を迎えることも少なくありません

 

コーキングの劣化症状と雨漏りの可能性

サッシの雨漏り

 

コーキングの劣化症状には段階があります。

劣化が進むにつれて、メンテナンスの必要性が増していきます。

 

ですので、自宅のコーキング部分を定期的に確認し、劣化の度合いを把握することが大切です。

 

コーキングの劣化症状

①痩せてきている。(外壁とコーキング材の表面の高さに差が見える。)

メンテナンスの必要度:やや必要

コーキングの痩せ

 

②表面の割れが見える。

メンテナンスの必要度:必要

コーキングの表面の割れ

 

③亀裂や断裂が発生している。

メンテナンスの必要度:直ちに必要

コーキングの亀裂・断裂

 

窓枠(サッシ)廻りを放置すると雨漏りの原因に

実は、雨漏りの原因は窓枠(サッシ)廻りのコーキングの劣化を放置した場合に起こることが多いです。

 

以下の写真は、サッシ廻りのひび割れや亀裂を放置し続けた結果、雨漏りが発生した事例です。

 

窓枠の雨漏り

サッシの雨漏り

 

では、メンテナンスはどのように行えば良いのでしょうか?

次の章で解説していきます。

 

窓枠(サッシ)廻りのコーキングはDIY可能か?

DIY

 

コーキング材は市販されており、窓枠のコーキングをDIYで行うことはできなくはありません。

 

ただし、専門知識がない場合は見た目が悪くなるだけでなく、コーキングの防水や耐震効果を十分に果たせない可能性があります。

 

そのため、DIYはあまりお勧めしません。

 

さらに、高所にある窓枠やサッシの作業は、落下の危険性があるため、注意が必要です。

 

費用を抑えたい気持ちはもちろんあるかと思いますが、建物全体を長い目で見て考えると、安心安全のためにも専門業者に依頼することが最も賢明です。

 

窓枠(サッシ)廻りのコーキングの対処法【打ち増しと打ち替え】

サッシ廻りのコーキング

 

コーキングの修繕を業者に依頼した場合、打ち増しか打ち替えのどちらかの方法で行われます。

 

打ち増しや打ち替えという言葉をご存じない方も多いかと思うので、簡単に説明します。

 

打ち増しと打ち替えについて

打ち増しと打ち替え

 

簡単に言うと、打ち増しは既存のコーキングの上に新しいコーキング材を乗せる方法で、打ち替えは既存のコーキングを撤去し、新しいコーキング材を1から充填する方法です。

 

打ち替えは全てのコーキング材を新設するため、防水効果が高まりますが、材料がかかるため、費用は高めになります。

 

一方、打ち増しは既存のコーキング材を一部残して新しいコーキング材を乗せるため、費用を抑えられますが、既存のコーキング材の傷み具合によっては適さない場合もあります。

 

合わせて読みたい記事

シーリングの打ち増しと打ち替えの違いとは?

 

結局、窓枠廻りのコーキングは打ち増しと打ち替えどっちが良いの?

窓枠廻りのコーキングに関しては、防水効果を高めるという観点では打ち替えが良いと考えられています。

 

ただし、費用や現状のコーキングの劣化具合によっては打ち増しを選択することもあります。

 

なお、サッシ廻りに関しては、一部の業者は打ち替えではなく打ち増ししか提案しない場合があります。

 

その理由は、打ち替えの際にサッシ廻りの既存のコーキングをカッターで作業すると、奥にある防水シートを傷つけ、雨漏りを引き起こしてしまう可能性があるためです。

 

ちなみにウォールハーツではコーキングに特化したの職人が慎重に作業することで技術的に回避できますので、安心して打ち替えを行えます。

 

優良業者は打ち増しと打ち替えの根拠を伝えてくれる

打ち増しで費用を抑えてくれる業者もいれば、打ち替えで防水効果を高めてくれる業者もいて、どっちが良いかわからないといった声もたまに聞きます。

 

しかし、重要なのは手法ではなく、業者がその手法を選んだ根拠を丁寧に説明してくれるかどうかです。

 

残念ながら、本来であれば打ち替えを行うべきところを、打ち増しで提案し、他社よりも契約金額を安く見せることで契約をとろうとする悪徳業者もいます。

 

窓枠のコーキング修理は繊細な作業ですので、劣化状況を写真などで説明して、お客様が納得するまでをしっかり伝えてくれる業者を選ぶことが大切です。

 

コーキングを業者が行う時の正しい順序

コーキングの正しい順序

 

業者にコーキング修理を依頼する際、具体的な手順が気になる方もいるでしょう。

 

そこで、実際の施工例を写真付きで説明します。

 

例えば、当店が対応させて頂いた久留米市諏訪野町のH様の場合、窓枠廻りのコーキングに亀裂が見られ、打ち増しでは防水効果が担保できないと判断し、打ち替えを選択しました。

 

以下、H様の施工例から抜粋して説明します。

 

実際にコーキング工事を行った際の施工ブログ

<久留米市H様の例>

コーキング工事の開始時はこちら

コーキング工事の完了後はこちら

 

窓廻りコーキング撤去

まず、既存のコーキング材をカッターで慎重に撤去します。

奥にある防水シートに傷が入らないように慎重に行います。

 

劣化が進んでいる場合は、切れ目を入れたら簡単につまみ出すことができます。

接着面にゴミが残っていると、密着性が弱まるので、撤去後は綺麗に取り除きます。

サッシ廻りコーキング撤去

 

プライマー塗り

紫色のテープで養生を行った後に、プライマーという接着剤を塗っていきます。

これにより下地と新しいコーキング材の密着性を高めることができます。

サッシ廻りプライマー塗り

 

窓廻りコーキング充填

次に実際に新しいコーキング材を充填していきます。

隙間を作らないように、上から下に向けて慎重に埋めていきます。

サッシ廻りシーリング充填

 

ヘラ押さえ

充填の後はヘラで押さえます。

これにより隙間をさらに無くし、しっかりと密着させます。

大切な部分ですので、必ず1往復以上を行います。

サッシ廻りヘラ押さえ

 

完了

コーキング材が乾燥する前に養生テープを剥がし、乾いたら完了です。

養生した部分以外にプライマーやコーキング材が付着していた場合はしっかりと拭き取ります。

サッシ廻りシーリング完了

 

今回は打ち替えの手順をご紹介しましたが、打ち増しに関しては、既存のコーキングの撤去作業がないだけで、それ以降の手順は基本的には打ち替えと一緒になります。

 

コーキング材の種類

コーキング材の種類

コーキング材にはたくさんの種類があります。

それぞれのメリットとデメリット、どの箇所に使われるのかをまとめております。

 

アクリル

アクリルは、ウレタンやシリコンに比べて費用が安く、カラーバリエーションも豊富ですが、耐久性が低いため、外壁のコーキングにはあまり向いていません。

 

代わりに、紫外線の影響が少ない内装で使われることが多いです。

 

項目 内容
使われる場所
  • 外壁の目地部分
  • ひび割れ時の補修
  • クロスや内装
メリット
  • 上から塗料が塗れる
  • 湿った箇所でも施工可能
  • 選べる色が非常に多い
デメリット
  • 耐久性が低い
  • シーリング材が痩せる
耐用年数 約5年
とても幅広い

 

ウレタン

ウレタンはアクリルよりも耐久性が高いコーキング材ですが、紫外線に弱いため、基本的には上から塗装することが必要です。

 

項目 内容
使われる場所
  • 建物の内外装の目地部分(塗装が可能)
  • ひび補修(塗装が可能)
  • サッシ
メリット
  • 上から塗料が塗れる
  • 費用が安い
  • 汚染が少ない
デメリット
  • 紫外線に弱い
  • シーリング材が痩せる
耐用年数 約5年~10年
ホワイト、ブラック、グレー、アイボリー系

 

シリコン

シリコンは、水回りのコーキングとして最も多く使われております。

価格の割にはコストパフォーマンスが高いのが特徴です。

上に塗装することができないので、塗装する場合は、全撤去が必要になり、その際撤去費用が発生するので注意が必要です。

 

項目 内容
使われる場所
  • キッチンや浴室などの水回り
メリット
  • コストパフォーマンスが良い
  • 密着性が良くてプライマーなしでも良い
  • 乾燥時間が短い
デメリット
  • 上に塗装できないので外壁や屋根には使えない
  • 塗装の場合は全てを撤去する必要がある
  • シリコンオイルによる汚れが付きやすい
  • 硬めで使いにくい
耐用年数 約10年
ホワイト、ブラック、グレー、ブラウン、アイボリー系

 

変性シリコン

変性シリコンは、シリコンのデメリットである上から塗装ができないという問題を解決したコーキング材です。

 

耐久性も高く、現在、外壁塗装などの場所で使用されるコーキング材の大部分が変性シリコンです。

 

項目 内容
使われる場所
  • 建物の内外装の目地部分(塗装が可能)
  • ひび補修(塗装が可能)
  • サッシ
  • タイル目地や金属目地
  • 屋根材
メリット
  • 使える場所が多い
  • 上に塗料が塗れる(ウレタンには劣る)
  • 汚染が少ない
デメリット
  • シリコンより費用が高い
  • プライマーが必要
  • 上に塗料を塗る時に弾きやベタつきがある
耐用年数 約10年
ホワイト、ブラック、グレー、アイボリー系

 

ポリサルファイド

ポリサルファイドのコーキング材の特長は表面にほこりや汚れが付きにくい点です。

しかし、柔軟性があまり無く金属類への使用には適さない材料です。 

 

また、仕上げ材によって塗料が変色したり、柔らかくなったりすることがあります。そのため、表面に塗装する場合は、汚染防止処理をする必要があります。

 

項目 内容
使われる場所
  • 外壁の目地
  • サッシ
  • 石調の目地
メリット
  • 耐久性が高い
  • 表面にほこりや汚れが付きにくい
デメリット
  • 上に塗料を塗ると変色する場合がある
  • 匂いが強い
耐用年数 約10年
ホワイト、ブラック、グレー、ブラウン、アイボリー系

 

外壁塗料のグレードに合わせたコーキングを選定

コーキング材は、外壁塗料のグレードに合わせて選ぶことが大切です。

 

例えば、外壁塗料に耐久性の高いフッ素や無機を採用しても、目地部分やサッシ廻りのコーキングに耐久性の低い材料を使用してしまうと、外壁全体の耐久性が低下してしまいます。

 

コーキング材は防水性や耐震性を担っており、その役割を果たすためにも、外壁塗料に合わせたグレードの材料を選ぶ必要があります。

 

コーキングの費用と相場

現場調査の費用のイラスト

 

コーキング補修の費用は、打ち増しをするか打ち替えにするか、またコーキング材の種類によって異なります。

 

また、地元の塗装専門店と大手ハウスメーカーとで価格も異なります。

 

今回は、一般的に外壁やサッシ廻りで使用されるウレタンや変性シリコンのコーキング補修の相場をまとめました。

一般的には、コーキングはメートル単位で金額が算出されます。

価格が安いものが塗装専門店、高いものが大手ハウスメーカーに依頼した時です。

 

<コーキングの費用相場>

  • コーキング打ち増し・・・400円~900円/m
  • コーキング打ち替え・・・700円~1,500円/m

 

一般的な30坪の戸建て住宅の場合、180mが平均的な使用量なため、コーキング打ち増しの費用は約72,000円から162,000円くらいになります。

コーキング打ち替えの場合は、約126,000円から270,000円くらいになります。

 

同じ塗装専門店でも金額が異なる場合もありますので、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。

 

ちなみに、地元の塗装専門店と大手ハウスメーカーの値段に差が開いている理由が気になる方は下記の記事も合わせて読んでみてください。

 

合わせて読みたい記事

ハウスメーカーと塗装専門店の金額の違いをまとめた記事はこちら

 

まとめ

コーキングは外壁やサッシ廻りなどの隙間を埋める役割を持ち、約10年程度で劣化します。

 

劣化が進むと雨漏りの原因となるため、定期的なメンテナンスが必要です。

DIYで行うことも可能ですが、専門知識がない場合や高所作業には注意が必要です。

 

また、打ち増しと打ち替えの適切な選択は現状のコーキングの劣化具合や費用によって変わります。

 

コーキング材にはアクリル、ウレタン、変性シリコンなど種類があり、外壁塗料に合わせることが重要です。

 

最後に、コーキング補修の費用相場は材料や手法によって異なりますが、地元の塗装専門店と大手ハウスメーカーで金額が変わることもあるため、複数の見積もりを比較することが大切です。

 

本日のブログは以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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