- 塗装コラム
- 2024年7月2日
外壁塗装の現場調査とは?【信用できる業者の見極め方を徹底解説】
外壁塗装をするときには、まず最初に業者が家の敷地内に入り、現場調査をする流れになりますが、具体的になにを調査されるのか不安になる方も多いと思います。
実はこの現地調査の対応は、業者の信頼度がはっきりと表れるポイントでもあります。
そこで今回は、現地調査の内容や所要時間と、調査中に悪質業者が取る行動についてわかりやすくまとめてみましたので、ぜひご一読ください。
外壁塗装の現場調査とは?【信用できる業者の見極め方を徹底解説】
目次
外壁塗装の現地調査とは?
現地調査とは、一般的には塗装工事の見積もりを作るために事前に行われる建物や周辺環境の確認のことです。
塗装業者と最初に会うタイミングでもあるので、その業者が信頼できるのか、電話でわからない対応や雰囲気など、仕事ぶりを見ることができます。
現地調査を行う理由
実は、見積もりを作る以外にも現地調査を行う理由はあります。
それは、お客様のご自宅の周辺環境や希望をヒアリングし、施工中のイメージを具現化させる目的や、外壁塗装以外に修繕すべきところがないかを確認するためです。
お客様側も、塗装業者が調査を行う目的が外壁塗装の見積もりを出すことだけではなく、家の問題箇所や今後修繕が必要になる場所を発見するためであることを理解した上で現地調査に立ち会うことをお勧めします。
現地調査にかかる費用
外壁塗装の現地調査の費用は基本的には無料でできます。
流れとしては、現地調査→報告書と見積もりの提出→契約→色合わせ→近隣挨拶→工事といった順番で進みます。
では、現地調査では塗装業者は実際にどのような項目を確認していくのかを見ていきましょう。
現地調査でのチェック項目
一般的には、塗装業者は以下の項目を調査し、費用や塗料の選定、施工工程を組んでいきます。
現地調査のチェック項目 ①外壁や屋根の面積や長さの計測 ②劣化具合のチェック ③建物の周辺環境の確認 |
外壁や屋根の面積や長さの計測
塗装する場所の面積や長さを計測することで、どれくらい塗装すればよいかを平米数で把握でき、それによって費用の算出が可能となります。
また、外壁や屋根だけでなく、軒天や雨樋といった細部もチェックしていきます。
劣化具合のチェック
塗膜が剥がれている、あるいは外壁自体が劣化しているような場合に、どこを補修したらよいかをチェックしていきます。
下地処理すべき箇所や方法を綿密に確認することで、その上に塗る塗料の密着性が高まり、結果的に長持ちするようになるので、劣化具合を確認していくことはとても大切な作業になります。
建物の周辺環境の確認
建物だけでなくなぜその周辺まで確認しないといけないの?と思われる方もいるかもしれません。
実は、建物の周辺環境の確認は、最適な塗料を選んだり、施工工程を考えるために必要となります。
例えば家の近くに川や池などがある場合は、湿気多いことから藻やカビが生えやすいので、それらに強い塗料を使うことで長持ちすることができます。
また、塗装する際に周りに足場を設置しますが、隣の家とのすき間が狭い場合などは足場が設置できないということがあります。
そのためにも周辺環境の確認は必要となります。
現地調査の流れと所要時間
現地調査は、できるだけ細部を確認してもらった方が安心ですので、全体を通した所要時間は1時間から2時間程見ていた方が良いでしょう。
現地調査の流れと時間 ヒアリング(30分~1時間) 建物の面積や長さの計測(40分程度) 劣化箇所の確認(40分程度) |
ヒアリング(30分~1時間)
この段階では、お客様がどんな色にしたいのか、何年くらい持たせたいのか、あるいは予算はどれくらいなのかといった相談をしていきます。
建物の面積や長さの計測(40分程度)
ヒアリングでお客様のご要望を聞いた後は、実際に計測していきます。
塗装面積を割り出すために、外壁や屋根の塗装面積や塗らない部分、窓の面積などもチェックしていきます。
劣化箇所の確認(40分程度)
計測が終わった後は、具体的な劣化症状を見ていきます。
例えば、外壁と外壁のすき間にあるシーリングと呼ばれる材料が劣化していた場合にシーリングの交換が必要です。
また、塗膜が剥がれている部分は、塗装前に手入れが必要なことも多いです。
このように塗装前に修繕が必要な箇所がないかを抜け目なく確認して、現地調査が終わります。
事前に準備しておくもの
現地調査は、できるだけ細部を確認してもらった方が安心ですので、全体を通した所要時間は1時間から2時間程見ていた方が良いでしょう。
現地調査時に準備しておくもの ①家の図面 ②築年数や塗装内容が分かる資料 ③周辺環境の情報 |
家の図面
これは絶対に必要であるわけではないのですが、家の全体図があった方がおおよその広さや位置関係などがわかるので、業者がスムーズに計測できるようになります。
築年数や塗装内容が分かる資料
前回使った塗料によっては、今回塗装が難しいといったケースがあります。
逆に、前回使った塗料が分かれば、今回何を塗れば良いのかがすぐ分かるようになります。
例えばフッ素塗料の場合、非粘着性な塗料の為、次の塗り替えもフッ素にすることが望ましいです。
もちろん、上塗り・中塗り前、性能の良いシーラー(下塗り材)を使うことでフッ素以外の塗料を塗ることもできますが、それを判断するためにも前回使った塗料の情報は重要です。
周辺環境の情報
例えば、時間帯によって家の前の道路の交通量が多かったり、人通りが多かったりする場合に、工事の際に車を停車するタイミングなどを検討しなければなりません。
よってこういった周辺環境の情報を事前に業者に伝えることで、効率よく工事を行う手助けとなります。
こういう現地調査を行う業者には注意を
現地調査は契約の前に無料で行えることをお伝えしましたが、業者が現地調査を行う様子をしっかり観察することで、悪質な業者と契約することを回避できます。
以下のような業者には注意が必要です。
現地調査時に注視すべき業者の行動 現地調査の所要時間が短い 目視で調査を行う 現場の詳細な写真を撮らない 調査結果報告書の提出がない |
現地調査の所要時間が短い
現地調査は細かい部分まで確認するので、最低でも1時間はかかります。
この作業を10分~20分程度で済ます業者は、結果的に工事も手抜きする可能性がありますし、契約後の工事中にあれこれと必要な箇所を指摘し、契約金額に上乗せされていきます。
目視で調査を行う
現場調査では、建物の外壁や屋根などの長さや面積をメジャーなどを使い、平米数を算出する必要があります。
しかし、目視での調査しかしない業者は、必要以上な平米数で高い見積もり金額を出してくる可能性があります。
現場の詳細な写真を撮らない
現場調査では、建物の状態や問題点を確認するために、詳細な写真を撮影することが重要です。
しかし、悪質な業者は詳細な写真を撮らず、不十分な調査を行うことがあります。
特に屋根裏など目に見えない部分の調査時にこういうことが起きますので、注意が必要です。
調査結果報告書の提出がない
現地調査の結果は書面で受け取ることが大切です。
なぜなら、もちろん書面の方が後になって見返すことができますし、工事完了後にも、ビフォーアフターでどこがどう改善されたのかを確認することができます。
この調査結果を口頭のみで済ます業者は、後々トラブルを起こす可能性がありますので、必ず書面で受け取るようにしましょう。
本日のブログは以上です。
ウォールハーツは、現地調査の際、お客様の不安や疑問を解消するために、細部を正確に計測し、写真や動画を用意し、お客様の納得のいくまで説明させて頂いております。
<当店の調査報告書の一部>
もちろん、お客様の建物の劣化診断も無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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