コーキング(シーリング)の打ち増しと打ち替えの違いとは?【費用と効果を職人が徹底比較】

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コーキング(シーリング)の打ち増しと打ち替えの違いとは?【費用と効果を職人が徹底比較】

コーキング(シーリング)の打ち増しと打ち替えの違いとは?【費用と効果を職人が徹底比較】

コーキング

 

前回のブログではコーキング(シーリング)が必要な理由や、具体的なメリット、メンテナンスの目安時期についてお伝えしましたが、今回はコーキングの2つの手法である「打ち増し」と「打ち替え」の違いや、どちらが良いのかをわかりやすくお伝えしようと思います。

 

このお話は毎回打ち合わせの場でお伝えしているとても大切な話なので、重要記事とさせて頂いております。

 

外壁の耐久性を左右するとても大切な内容ですのでぜひご一読ください。

 

前回のブログ

「コーキングのメリットとメンテナンス時期について」

「外壁のひび割れを放置するとどうなるのか」

 

コーキングの打ち増しと打ち替え、どっちが良いのか

 

 

コーキングの打ち増しと打ち替えの違い

簡単に言うと、既存のコーキング材を撤去せずに上乗せすることをコーキングの打ち増し、全て撤去して新しいコーキング材を打ち直すことを打ち替えといいます。

 

打ち増しのイラスト

打ち替えのイラスト

 

打ち増しは既存のコーキングを撤去しない為、使用するコーキング材が少なくコストが安く抑えられるメリットがある反面、打ち増しできる条件が限られます。

 

打ち替えは、新しいコーキング材で丸々取り替えるため耐久性がより高まりますが、打ち増しより約3倍の材料を使うためコストが上がります。

 

コーキングは基本的に打ち替えの方が良い

打ち替えの写真

 

外壁塗装におけるコーキングは、打ち増しよりも打ち替えの方が理想的です。

この理由を①コーキング材の厚みと②外壁塗装とのタイミングの観点から説明します。

 

①コーキング材は厚みが大きい方が耐久性に優れる

コーキング材は厚みが大きい方が防水性や弾力性がより上がるため、打ち増しよりも打ち替えの方がより長持ちすると言えます。

 

打ち増しと打ち替えの厚みの違い

 

 

②外壁塗装と一緒に行う方が良い

コーキングは外壁塗装と同じタイミングで行うことが望ましいです。

理由は、コーキング材の方が外壁よりも先に劣化するからです。

というのも、一般的なコーキング材の耐用年数は7年~10年であるのに対し、外壁塗装で頻繁に使われるシリコン塗料は10年~12年です。

 

つまり、外壁塗装を行う頃には、コーキング材は既に耐用年数を超え、ひび割れなどの症状が顕在化していることが多いため、打ち替えで全撤去し、新設した方が良いのです。

 

外壁塗装とコーキング材の耐用年数の違い

 

以上のことから、コーキングを補修するうえで、打ち替えの方が良いということになります。

しかし、打ち増しに比べて費用が高いことは事実です。

 

そこで当店では費用を意識し、打ち替えで行うのか、それとも打ち増しで費用を抑えるのかを慎重に選ぶようにしております。

 

打ち増しを選ぶ場合は、経験豊富な職人が建物を診断し、既存のコーキングが問題なく機能しているのかどうかを見極め、打ち増しでも十分であれば打ち増しを行います。

 

どこを基準に打ち増しと打ち替えを判断するのか

打ち増しor打ち替えの判断をするのには具体的な基準があります。

それは既存のコーキングの劣化具合とコーキング材の厚みの2つが判断軸となります。

以下のパターンは打ち増しがOKなラインです。

 

①既存のコーキングにひび割れなどなく、痩せてる時

コーキングが痩せている程度であれば、撤去せずとも上からコーキングを乗せるだけで十分な耐久性を担保できます。

しかし亀裂や断裂がある場合は、耐久性を担保できないため打ち替えの判断となります。

 

打ち増しの基準例①

 

②新しいコーキングの厚みが10mm以上確保できる場合

コーキングは厚みがある方が耐久性に優れると説明しましたが、具体的には10mm以上が必要です。

10mm未満の場合は、耐久性が担保できないため打ち替えとなります。

 

打ち増しの基準例②

 

こういう業者には注意

お客様の目に見えない部分で、以下のような手抜き手法で、会社の利益重視をする悪徳業者がいますので十分にご注意ください。

 

見積書は打ち替えと表記しているのに実際は打ち増しを行う

見積書は打ち替え仕様で出しているにも関わらず、いざ工事が始まると、こっそり打ち増しで施工する業者にはご注意ください。

打ち増しの方が材料が約3分の1で済むことから、利益を確保をするための手抜き工事です。

工事後はプロが見ても、打ち増しをしたのか、打ち替えをしたのかはわかりません。

 

外壁塗料のグレードと不釣り合いなコーキング材のを使う

一般的に外壁塗装に使う塗料のグレードが高い場合はそれに見合ったコーキング材を使うのが主流です。

しかし、外壁塗装にはグレードの高い塗料を使っておきながら、その下に隠れるコーキング材は安価なものを使い、利益を確保しようとする業者もいます。

せっかく外壁の塗料自体は耐久性が高いのに、コーキングが先にダメになり、結果的に外壁の耐久性が弱まってしまうのはとても残念なことです。

 

ウォールハーツが他社よりこだわっているところ

 

コーキングに特化した専門職人にてご対応

コーキングは、気密性や防水性といった建物の長持ちを支える重要な部分なため、より高い専門技術が求められます。

当店はコーキングにはコーキング工事に長けた自社職人を手配し、高品質な施工を行なっております。

 

塗料の耐久性に見合ったコーキング材を選定

例えば高耐久性のフッ素や無機塗料で塗装する場合、シーリング材の耐久性も同等グレードに合わせております。

下記の③にも該当しますが、どのシーリング材を使ったか、打ち増しをしたのか、打ち替えをしたのかがわかるように写真でご報告します。

 

シーリング施工~終了までの各工程ごとの写真を必ず撮影し、都度報告

どのコーキング材を使ったのか、施工前と施工後でどう変わったのか等がわかるよう、施工完了後に毎日写真でご報告しております。

こういったこまめな連絡こそ大事にさせていただいております。

 

ラインのスクショ

 

ということで、本日はコーキングの打ち増しと打ち替えの違いやその他大切なところをお伝えしました。

ご自宅の建物のコーキングの劣化診断も無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

お問い合わせはこちら

 

本日のブログは以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

当店について

ウォールハーツのロゴ

久留米市の屋根塗装・外壁塗装専門店

ウォールハーツ

〒839-0809

福岡県久留米市東合川3丁目20-28-4F

TEL:0942-92-8741

-当店はしつこい営業を一切いたしません-

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